专利摘要:
携帯型治療流体投薬装置が開示される。この流体投薬装置には、少なくともコントローラおよび駆動機構の第1の部分(186)を含んだ再使用可能部分ハウジングを備えた再使用可能部分(100)と、治療流体を保持するための少なくともリザーバ(220)、治療流体が投薬される出口ポート、リザーバと出口ポートの間の流体連絡を提供する流体導管、および駆動機構の第2の部分(112)を含んだ廃棄可能部分ハウジングを備えた廃棄可能部分(200)とが含まれている。廃棄可能部分ハウジングの少なくとも一部は、リザーバの少なくとも一部を画定している。また、駆動機構の第2の部分は、廃棄可能部分が再使用可能部分に接続されると、駆動機構の第1の部分に機械的に結合することができる。
公开号:JP2011516196A
申请号:JP2011503547
申请日:2009-04-07
公开日:2011-05-26
发明作者:アーノルド,オフェル;シャレフ,ヨッシ;ダン,ヤイル;ネータ,アブラハム;ヨドファト,オフェル
申请人:メディンゴ・リミテッド;
IPC主号:A61M1-36
专利说明:

[0001] (関連出願の相互参照)
本出願は、参照によりその内容全体が本明細書に組み込まれている、2008年4月9日に出願した、「Systems,Devices and Methodsfor Fluid Delivery」という名称の仮米国出願第61/123509号の優先権を主張するものである。]
[0002] [001]本開示は、一般に、患者に治療流体(例えばインスリン)を投薬するためのシステム、装置および方法に関する。詳細には、本開示は、患者の身体に取り付けることができる、再使用可能部分および廃棄可能部分を有する携帯型注入装置/システムに関する。]
背景技術

[0003] [002]いくつかの病気の医学治療には、皮下注射および静脈下注射などの様々な身体区画への連続的な薬剤注入が必要である。真性糖尿病患者の場合、例えば、真性糖尿病患者の血液グルコースレベルを制御するために、投与するインスリンの量を一日中変化させなければならない。近年、複数回にわたる日々のインスリンの注射器注射に優る代替として、歩行用携帯型インスリン注入ポンプが出現した。連続基礎レートで、かつ、ボーラス体積でインスリンを送り出すこれらのポンプは、度々の自己投与注射から患者を解放し、患者がほぼ通常の日課を維持することができるように開発されたものである。インスリンの過剰投与または過少投与は生命にかかわるため、基礎体積およびボーラス体積は、通常、いずれも個々の処方箋に従って、比較的正確な投与量で送り出さなければならない。]
[0004] [003]現在、市場では、いくつかの歩行用インスリン注入装置が入手可能である。これらの装置のほとんどは、駆動機構、電源、コントローラ、電子工学、および他のいくつかのコンポーネントを含んだハウジングを備えている。通常、このような装置には、インスリンを含有した従来の注射器として構成された、ハウジング内に受け取られ、2〜3日の動作毎に交換される廃棄可能リザーバが含まれている。カニューレおよび貫入部材を含んだ、遠位に配置された針/カニューレアセンブリを含んだ廃棄可能注入セットは、流体連絡チューブを介して、その近位でリザーバに接続される。通常、患者が注射器にインスリンを充填し、注射器の出口ポートに注入セットを取り付け、次に、注射器をポンプに挿入する。注射器および注入セットから空気をパージした後、患者は、貫入部材およびカニューレを身体の選択された部位に皮下挿入し、貫入部材を回収する。刺激および感染を回避するためには、皮下挿入されたカニューレを交換しなければならず、また、2〜3日後には空の注射器と共に廃棄しなければならない。注射器プランジャは、ねじ付きロッド(「ねじ付きプランジャロッド」または「ねじ付きピストンロッド」とも呼ばれる)、電動機およびコントローラ/電子工学を含んだ駆動機構によって駆動される。例えば、Hobbsに対する米国特許第3631847号、Kaminskiに対する米国特許第3771694号、Stempfleに対する米国特許第4657486号、およびSkakoonに対する米国特許第4544369号に、第一世代の注射器型投薬機構の例が記載されており、これらの特許の内容は、すべて、参照によりその全体が本明細書に組み込まれている。また、例えば、Schneiderに対する米国特許第4498843号およびWolffに対する米国特許第4715786号に記載されているような蠕動容積式ポンプを含んだ他の投薬機構も説明されており、これらの特許の内容は、すべて、参照によりその全体が本明細書に組み込まれている。]
[0005] [004]これらの装置は、複数回にわたる日々の注射に優る改善を提供しているが、それにもかかわらずそれらは、すべて、いくつかの欠点を抱えている。欠点の1つは、駆動機構および注射器の構成および比較的大きいサイズのため、装置のサイズが大きく、かつ、重いことである。患者は、これらの比較的かさばる装置を常に患者のポケットに入れて持ち運ばなければならず、あるいは患者のベルトに取り付けて持ち運ばなければならない。したがって、身体の遠隔部位での針/カニューレの挿入を可能にするために、注入セットの流体送り出しチューブは極めて長く、通常、60cmより長い。これらの不快なかさばる装置および長い注入セットは、それらが、睡眠および水泳などの日常の活動を妨害するため、大半の糖尿病性インスリン使用者に嫌われている。さらに、十代の少年少女の身体に対する投影イメージの効果は許容不可能である。また、送り出しチューブの使用は、臀部、腕および脚のようないくつかの標準の遠隔挿入部位を排除している。]
[0006] [005]注入セットの送り出しチューブが長いことに起因する上記の欠点を回避するために、第二世代のポンプの新しい概念が提案された。この概念は、患者の皮膚と接触するように適合された底部表面を有するハウジングと、ハウジングの中に配置されたリザーバと、リザーバと連絡するように適合された注射針とを備えた遠隔制御皮膚固着可能(例えば粘着可能)装置が含まれている。これらの皮膚粘着可能装置は、2〜3日おきに処分される(利用可能な他のポンプ注入セットと同様)。例えば、Sageに対する米国特許第5957895号、Connellyに対する米国特許第6589229号およびFlahertyに対する米国特許第6740059号にこれらの装置が記載されており、これらの特許の内容は、すべて、参照によりその全体が本明細書に組み込まれている。Flahertyに対する米国特許第6723072号およびMasonに対する米国特許第6485461号に、皮膚固着可能ポンプの追加構成が記載されており、これらの特許の内容は、すべて、参照によりその全体が本明細書に組み込まれている。]
[0007] [006]第二世代の皮膚粘着可能注入装置は、とりわけ以下のような欠点を含む重大な欠点を抱えている。
・これらの装置は、以下の理由で重量が重く且つかさばる。
−注射器型リザーバの形状が円筒形であり、したがって装置が例えば3mlの送り出し可能薬剤を保持しなければならない場合、それらの寸法が、例えば長さが長く、直径が小さくなるか(例えば長さ60mm、内径8mm)、あるいは長さが短く、直径が大きくなる(例えば長さ17mm、内径15mm)。これらの装置の寸法は、装置が患者の皮膚に粘着している間、患者にとっては極めて不快になることがある。
−カニューレ挿入機構が装置のハウジング内に含まれている。したがって使用者は、装置の2〜3動作周期の間、この機構(一般的にはかさばるばね荷重機構である)を持ち運ばなければならない。
−エネルギーを供給するために、通常、複数の電池、例えば4個の電池が必要である。]
[0008] ・ 比較的高価なコンポーネント(電子工学、駆動機構、等々)を含む装置全体を3日程度毎に廃棄しなければならないため、通常、第二世代の装置の使用コストが高い。
・リザーバを充填するためには、容器(例えばガラス瓶)から流体を吸引し、ポンプリザーバに充填するための追加注射器が必要である。この手順は厄介であり、また、注射針が偶発的に突き刺さる危険が高い。
・ 第二世代の装置は、一般に、例えば患者を一時的にポンプから開放することが好ましい状況が生じても(例えばシャワーを浴びている間、スポーツ活動に参加している間、等々)、患者の身体から開放することができない。
・ポンプハウジングにカニューレが剛直に固着され、したがって使用者は、通常、カニューレの長さを選択し、および/または挿入角度を変えることはできない。
・インスリンが浪費される。カニューレに部位誤配置が生じた場合(瘢痕組織、出血、カニューレのねじれ、等々のために)、充填済みのインスリンリザーバを含む装置全体を廃棄しなければならない。
・ 装置の制御。無線制御を利用することが可能な制御ポンプは、遠隔制御なしにインスリンの送り出しを制御する能力を使用者に提供しない。これは、使用者が使用者による遠隔制御を失った場合に、場合によっては危険であり、また、ポンプの動作に対する使用者の信頼に対する心理的な障壁を生成することがある。]
[0009] [007]第二世代の装置が抱えているコストの問題を軽減し、かつ、それらの装置の構成、機能および特徴の患者の個別化を改善するために、第三世代の皮膚固着可能(例えば粘着可能)投薬装置が提案され、かつ、開発された。同時係属/共有米国特許出願第11/397115号および国際特許出願第PCT/IL06/001276号に、このような装置の一例が記載されており、これらの特許出願の内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。第三世代の装置には、駆動機構、電子工学および他の比較的高価なコンポーネントを含んだ再使用可能部分、および例えばリザーバ、電源(再使用可能部分および/または廃棄可能部分の一部を形成することができ、あるいは個別のコンポーネントであってもよい)、等々などの比較的安価なコンポーネントを含んだ廃棄可能部分の2つの部分から構成される投薬ユニットが使用される。]
[0010] [008]第三世代の装置によれば、より費用有効性の高い解決法が提供され、装置の多種多様な使用が可能になる。例えば、同時係属/共有米国特許出願第12/004837号および国際特許出願第PCT/IL07/001578号に、2つの部分(例えば再使用可能部分および廃棄可能部分)を含んだ第三世代の皮膚固着可能ポンプに対する改善が記載されており、これらの特許出願の内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。これらの開示には、皮膚粘着可能投薬ユニットの接続および開放のための装置および方法を対象とした実施形態が含まれている。いくつかのこのような実施形態では、装置には、最初に皮膚に粘着される受け台ユニットが含まれている。次に、カニューレが受け台ユニットを介して使用者の身体に挿入される。挿入は、指定されたインサータによって自動的に実施することも、あるいは手動で実施することもできる。また、装置の投薬ユニットは、患者の自由裁量で皮膚粘着受け台に接続し、また、皮膚粘着受け台から開放することができる。この概念によれば、手動および自動カニューレ挿入を含む多様な動作モード、様々な長さのカニューレの使用、および様々な挿入角度でのカニューレの挿入が可能になる。受け台は廃棄可能で、比較的安価であり、また、2〜3日おきに廃棄することができる。第二世代の注入ポンプとは異なり、カニューレの部位誤配置が生じた場合に(瘢痕組織、出血、カニューレのねじれ、等々のために)廃棄および交換しなければならないのは、装置全体ではなく、受け台およびカニューレのみである。したがってこれらの状況の下では、注入装置が新しい受け台/カニューレ構造に接続されると、依然として未使用のインスリンが含まれているリザーバを使用することができる。]
[0011] [009]それにもかかわらず、現在利用可能な第三世代の装置には、以下の点を含むいくつかの欠点がある。
・インスリンが浪費される。廃棄可能リザーバは、その全容量まで充填しなければならず、したがって使用者が全容量のインスリンを使い切らなかった場合、インスリンの一部が廃棄されることになる(例えば3日間の動作の間に、使用者が、リザーバ中の200IUのインスリンに対応する利用可能な2mlから、100インスリン単位に対応する1mlを消費すると、1mlのインスリンが無駄になる)。
・ リザーバ体積を正確にモニタすることができず、一般に「低体積」警告を利用することができない。
・充填プロセスには、他の容器(例えば小びん)からインスリンを吸引してリザーバを充填するための補助的な注射器が必要である。
・コンポーネントが複雑である。
・ 現在利用可能な第三世代の装置の製造コストが比較的高い。]
発明が解決しようとする課題

[0012] [010]本開示の実施形態によれば、従来の装置に関連して上で言及した問題のうちの1つまたは複数が対処される。]
課題を解決するための手段

[0013] [011]本開示のいくつかの実施形態では、治療流体投薬装置/システムには、小型で、薄く、かつ、単純で、比較的安価な、受け台(クレードル、架台)ユニットに取外し可能に接続することができ、また、遠隔制御または手動制御することができる皮膚固着可能(例えば粘着可能)投薬ユニットが含まれている。]
[0014] [012]いくつかの実施形態では、任意の所望の体積までリザーバを充填することができ、充填するための追加注射器を必要としない、また、リザーバの体積をモニタし、リザーバ内の残りの流体の体積が小さくなると患者に警告を発する機構を含んだ治療流体投薬装置/システムが提供される。]
[0015] [013]いくつかの実施形態では、安全に、高い信頼性で、かつ、使用者に優しい方法で身体に繰り返し接続することができ、かつ、身体から開放することができる治療流体投薬装置/システムが提供される。開放および再接続しても投薬ユニットコンポーネントおよび/または動作に影響を及ぼすことはなく、また、周囲の身体組織を損傷することもない。]
[0016] [014]いくつかの実施形態では、手動で、あるいは専用インサータによって自動的に使用者の身体に挿入されるソフトカニューレを介して身体に流体を送り出す治療流体投薬装置/システムが提供される。]
[0017] [015]いくつかの実施形態では、任意の所望の角度で挿入することができるソフトカニューレによって身体に流体を送り出す治療流体投薬装置/システムが提供される。カニューレの長さは、患者の必要性に適合可能である。]
[0018] [016]いくつかの実施形態では、身体に流体を送り出す治療流体投薬装置/システムが提供され、投薬装置は、廃棄可能部分および再使用可能部分の2つの部分から構成されている。廃棄可能部分にはリザーバが含まれており、また、再使用可能部分には、駆動機構の少なくとも一部および他の比較的高価なコンポーネントが含まれている。廃棄可能部分は、製造およびアセンブリが容易で、かつ、比較的安価なより少ない部品から構成することができる。]
[0019] [017]いくつかの実施形態では、廃棄可能部分は、薄い輪郭(例えば長円形、4アーチを有する輪郭、等々)を有する比較的平らな容器として構成されたピストン−プランジャ型リザーバシステムを含むことができる。このようなリザーバは、ガラス瓶(例えばインスリン小びん)から流体を引き出す役割を果たすことができ、また、使用者/患者の裁量で様々な量の流体を充填することができる。リザーバの体積はモニタすることが可能であり、低体積状態になると使用者に警告が発せられる。]
[0020] [018]いくつかの実施形態では、廃棄可能部分および再使用可能部分を有する治療流体投薬装置/システムであって、接続後におけるこれらの2つの部分の間の密閉の信頼性が高く、かつ、装置の機能に影響を及ぼさない治療流体投薬装置/システムが提供される。]
[0021] [019]いくつかの実施形態では、インスリン送り出し経路の閉塞をモニタするための閉塞センサを含んだ治療流体投薬装置/システムが提供される。]
[0022] [020]いくつかの実施形態では、身体に治療流体を送り出す装置/システムであって、2つの部分(例えば再使用可能部分および廃棄可能部分)から構成された投薬ユニット、皮膚固着可能(例えば粘着可能)受け台ユニット、カニューレ・カートリッジユニットおよび遠隔制御ユニットを含むことができる装置/システムが提供される。投薬ユニットは、皮膚固着可能受け台ユニットに接続することができ、かつ、皮膚固着可能受け台ユニットから開放することができる。流体の送り出しは、投薬ユニットの上に配置されたボタン/スイッチによってプログラムすることができ、あるいは投薬ユニットと通信し、かつ、追加使用者入力、データ収集機能およびデータダウンロード/転送操作の通信を可能にする遠隔制御ユニットによってプログラムすることができる。]
[0023] [021]いくつかの実施形態では、装置は、さらに、専用インサータに装てんすることができるカニューレ・カートリッジユニットを含むことができる。カートリッジは、カニューレハブをその近位端に有する皮下挿入可能カニューレ、皮膚を貫通し、カニューレを挿入した後に引き抜かれる貫入部材、およびカニューレおよび貫入部材を含んだ、カニューレを無菌状態に維持し、かつ、使用者による偶然の突き刺しを回避するための保護ケース(「保護体」)を含むことができる。カニューレ・カートリッジユニットは、受け台ユニットの「窪み(ウェル)」の中に嵌合するように構成されており、この「窪み」は、いくつかの実施形態では、通路を取り囲み、患者の身体の皮下区画へのカニューレの挿入および配置を可能にし、かつ、カニューレハブを受け台に剛直に接続する突起である。カニューレは、皮膚表面に対して様々な角度で挿入することができる。カニューレは、患者の必要性に適合させるために様々な長さで構成することができる。]
[0024] [022]いくつかの実施形態では、カニューレハブの近位端には、投薬ユニットの出口ポートから出現する、リザーバと皮下に配置されるカニューレとの間の流体連絡を維持するための接続内腔を貫通可能な自己密封性ゴム隔壁が含まれている。]
[0025] [023]いくつかの実施形態では、受け台ユニットおよび/またはカニューレ・カートリッジユニットは、手動で配置することができ、あるいは「インサータ」と呼ばれる専用挿入装置によって配置することができる。カニューレを皮下挿入した後の貫入部材の引抜きは、手動で実施することも、あるいはインサータによって自動的に実施することもできる。]
[0026] [024]いくつかの実施形態では、投薬装置/ユニットには、プランジャまたはピストンを駆動するための駆動機構の少なくとも一部、電子工学および他の比較的高価なコンポーネントを含んだ再使用可能部分、およびリザーバ、流体接続チューブ、出口ポート、接続内腔、ピストン、および投薬ユニットに電力を供給するように構成された電源などの比較的安価なコンポーネントを含んだ廃棄可能部分が含まれている。ピストンは、リザーバ内に受け取られるように適合されており、かつ、治療流体をリザーバから接続チューブの中へ強制する(変位させる)ように構成されている。ピストンおよびリザーバは、薄い輪郭の長円形を有するように構成されている。廃棄可能部分は、さらに、駆動機構の一部を含むことができる。]
[0027] [025]いくつかの実施形態では、投薬ユニットの両方の部分が駆動機構を共有しており、駆動機構には、例えば、
・再使用可能部分には、電動機、歯車、および内側に向かって配向されたねじを有する、いくつかの実施形態では星形であってもよい回転シリンダ(「スリーブ」または「駆動スリーブ」と呼ばれている)が含まれており、また、
・廃棄可能部分には、遠位端にピストンを有するねじ付きピストンロッド、および歯/リブ(「液抽出器」と呼ばれる)をその近位端に備えた先端部(「駆動先端部」とも呼ばれる)、および係合部材が含まれている。]
[0028] [026]いくつかの実施形態では、先端部(すなわち「液抽出器」)は、再使用可能部分および廃棄可能部分を取り付ける際にスリーブの中に嵌合するように構成されている。係合部材は、ピストンロッドの自由運動を可能にする第1のモード、およびピストンロッドの制御された運動を可能にする第2のモードの2つのモードで機能するように構成されている。]
[0029] [027]いくつかの実施形態では、係合部材の第1のモードはリザーバの充填を可能にしており、また、係合部材の第2のモードは、患者の身体に治療流体を送り出すために、リザーバ内に受け取られたピストンの直線的な変位を可能にしている。]
[0030] [028]いくつかの実施形態では、投薬装置/ユニットの各々の部分は、それぞれ個別のハウジングを有している。再使用可能部分のハウジングは、様々なコンポーネント(例えば電子工学)を収納するための再使用可能シャーシを含むことができ、また、廃棄可能部分のハウジングは、廃棄可能コンポーネント(例えば接続チューブ)を収納するための廃棄可能シャーシを含むことができる。]
[0031] [029]いくつかの実施形態では、投薬装置のリザーバおよび1つまたは複数のハウジングは、投薬ユニットが比較的小さい寸法および/または薄い輪郭(プロファイル)を有するよう、非円形断面(例えば楕円、長円、4曲線、8曲線)を有するように構成されている。]
[0032] [030]いくつかの実施形態では、リザーバは、投薬装置の廃棄可能部分のハウジングと一体の部分である。]
[0033] [031]いくつかの実施形態では、係合部材、液抽出器およびスリーブを備えた駆動機構を含んだ2部分投薬ユニットは、使用者による、治療流体の任意の所望の体積でのリザーバの充填を可能にしている。リザーバは、補助注射器の使用を必要とすることなく充填することができ、また、場合によっては専用アダプタが必要である。]
[0034] [032]いくつかの実施形態では、投薬ユニットには、リザーバ内に含まれている流体の量をモニタするためのセンサが含まれている。詳細には、このセンサは、リザーバ内に含まれている流体の体積が小さくなったときに患者に警告することができる。]
[0035] [033]いくつかの実施形態では、投薬ユニットには、接続チューブおよび/またはカニューレ内の閉塞をモニタするためのセンサが含まれている。詳細には、このセンサは、再使用可能部分に配置された再使用可能センサ部分、および投薬装置の廃棄可能部分に配置された廃棄可能センサ部分の2つの部分を備えることができる。]
[0036] [034]いくつかの実施形態では、投薬ユニットの再使用可能部分には、廃棄可能部分に配置されている電源と、再使用可能部分に配置されている電子工学などの様々なエネルギー消費コンポーネントとの間の電気接続を可能にするためのコネクタが含まれている。]
[0037] [035]いくつかの実施形態では、投薬ユニットのハウジングには、投薬ユニットの内部空洞と周囲の間の空気の通過を可能にするための通気ポート/開口が含まれている(再使用可能部分に配置することも可能である)。このような通気ポート/開口は、空気の通過を可能にし、一方、投薬ユニットの内部空洞への液体の進入を防止する選択性の膜によって密閉することができる。]
[0038] [036]いくつかの実施形態では、2部分投薬ユニットは、再使用可能部分および廃棄可能部分が接続されると耐水性になる。密閉は、廃棄可能部分および/または再使用可能部分に配置される少なくとも1つのシール/ガスケット(例えばゴム0−リング/ガスケット)によって達成することができる。]
[0039] [037]いくつかの実施形態では、装置には、使用者に通知/警告する通報器(すなわち1つまたは複数のタイプの使用者出力インタフェースなどの通知機構)が含まれている。通報器は、例えば、視覚通報器(例えばディスプレイ)、可聴通報器(例えばブザー)または振動通報器(例えばバイブレータ)あるいはそれらの組合せであってもよく、また、投薬ユニット、遠隔制御ユニットまたはその両方に配置することができる。]
[0040] [038]いくつかの実施形態では、装置は、さらに、1つまたは複数の身体分析物、例えばグルコースを知覚し、かつ、モニタするための知覚装置(例えばセンサ)を備えることができる。1つまたは複数の分析物の知覚は、カニューレの上に配置された電極を使用して実施することができる。投薬装置および知覚装置の両方を備えた実施形態は「システム」と呼ぶことができ、知覚された分析物のレベルに応じて流体が投薬される場合、そのシステムは「閉ループシステム」と呼ぶことができる。]
[0041] [039]本開示のいくつかの実施形態では、患者の身体への流体の送り出しを上で言及した装置/システムを使用して制御する方法が記述される。]
[0042] [040]一態様では、携帯型治療流体投薬装置が開示される。この流体投薬装置には、少なくともコントローラおよび駆動機構の第1の部分を含んだ再使用可能部分ハウジングを備えた再使用可能部分と、治療流体を保持するための少なくともリザーバ、治療流体が投薬される出口ポート、リザーバと出口ポートの間の流体連絡を提供する流体導管、および駆動機構の第2の部分を含んだ廃棄可能部分ハウジングを備えた廃棄可能部分とが含まれている。廃棄可能部分ハウジングの少なくとも一部は、リザーバの少なくとも一部を画定している。また、駆動機構の第2の部分は、廃棄可能部分が再使用可能部分に接続されると、駆動機構の第1の部分に機械的に結合することができる。]
[0043] [041]流体投薬装置の実施形態は、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。]
[0044] [042]装置は皮膚粘着可能であってもよい。]
[0045] [043]廃棄可能部分ハウジングは、再使用可能部分ハウジングを受け取るように構成された皮膚粘着可能基部を含むことができる。]
[0046] [044]再使用可能部分および/または廃棄可能部分のうちの少なくとも1つは、再使用可能部分ハウジングおよび廃棄可能部分ハウジングのうちの対応するハウジング内に受け取られるように構成され、かつ、再使用可能部分および廃棄可能部分のうちの対応する部分の1つまたは複数のコンポーネントのための構造サポートを提供するように構成された少なくとも1つのシャーシを含むことができる。]
[0047] [045]再使用可能部分シャーシ、再使用可能部分ハウジング、廃棄可能部分シャーシおよび/または廃棄可能部分ハウジングのうちの少なくとも1つは、再使用可能部分および廃棄可能部分が接続されると、装置密閉状態を確立するための少なくとも1つのガスケットを含むことができる。]
[0048] [046]再使用可能部分シャーシおよび/または再使用可能部分ハウジングのうちの少なくとも1つは、再使用可能部分を廃棄可能部分に接続することができるよう、廃棄可能部分シャーシおよび/または廃棄可能部分ハウジングのうちの少なくとも1つの上に画定された、対応する1つまたは複数の凹所と整合するように構成された1つまたは複数のラッチを含むことができる。]
[0049] [047]再使用可能部分シャーシおよび/または再使用可能部分ハウジングのうちの少なくとも1つは、再使用可能部分を廃棄可能部分に接続することができるよう、廃棄可能部分シャーシおよび/または廃棄可能部分ハウジングのうちの少なくとも1つと共に含まれた、対応する1つまたは複数のラッチを受け取るように構成された1つまたは複数の凹所を含むことができる。]
[0050] [048]駆動機構の第1の部分は、例えば、電動機、電動機によって作動される1つまたは複数のはめ歯歯車、および/または1つまたは複数のはめ歯歯車に機械的に接続された駆動スリーブであって、1つまたは複数のはめ歯歯車によって伝達される回転力によって駆動スリーブが回転運動する駆動スリーブのうちの少なくとも1つを含むことができる。1つまたは複数のはめ歯歯車は、遊星歯車システムの一部を形成することができ、この遊星歯車システムは、さらに、少なくとも部分的にねじが切られた内部を有する、1つまたは複数のはめ歯歯車を収納するためのハウジングを含むことができる。駆動スリーブは、中空シリンダを含むことができ、中空シリンダの少なくとも一部は、中空シリンダの少なくともその部分の円周に沿って画定された複数の歯を有しており、その複数の歯は、駆動機構の第1の部分の1つまたは複数のはめ歯歯車と機械的に相互作用するように構成されている。]
[0051] [049]流体投薬装置は、さらに、例えば、電動機、1つまたは複数のはめ歯歯車および/または駆動スリーブのうちの少なくとも1つの動作をモニタするための1つまたは複数のモニタリング機構を含むことができる。1つまたは複数のモニタリング機構は、例えば、電動機の軸の縦軸に対して実質的に直角の方向に移動する放射を放出する放射源と、電動機の軸に結合された円板の少なくとも1つの回転可能部分を含んだフラグ歯車であって、軸および円板の少なくとも1つの部分が回転すると、放出される放射の放射方向への伝搬をフラグ歯車が周期的に阻止する位置に円板が結合されたフラグ歯車と、および/または放出された放射が円板の少なくとも1つの部分によって阻止されない場合に、放射源によって放出される放射の少なくとも一部を遮断するように配置された放射検出器のうちの少なくとも1つを含むことができる。放射検出器は、さらに、放射の少なくとも一部が検出されると、それに応答して信号を発生し、かつ、その信号を処理するためにコントローラのプロセッサにその信号を送信するように構成することができる。]
[0052] [050]駆動機構の第2の部分は、例えば、ピストン、ピストンロッドの第1の末端でピストンに機械的に結合されたピストンロッド、ピストンロッドの第2の末端で該ピストンロッドに機械的に結合された駆動先端部であって、再使用可能部分および廃棄可能部分が接続されると、駆動機構の第1の部分と機械的に相互作用するように構成された駆動先端部、および/またはピストンロッドに結合された係合部材であって、ピストンロッドの制御された変位、および廃棄可能部分の少なくともリザーバ内におけるピストンロッドの実質的に非制限の変位を選択的に可能にするように構成された係合部材のうちの少なくとも1つを含むことができる。]
[0053] [051]ピストンロッドはねじ付きロッドを含むことができる。ピストンは、さらに、ピストンの外部に配置された少なくとも1つのガスケットを含むことができ、この少なくとも1つのガスケットは、例えば、リザーバからの流体の漏れを防止し、および/またはリザーバ内でピストンを安定させる、のうちの少なくとも1つを実施するように適合されている。ピストンの外部に配置された少なくとも1つのガスケットは、リザーバの壁との摩擦を小さくするための潤滑された少なくとも1つのガスケットを含むことができる。ピストンは、ピストンロッドの第1の末端を受け取るための空洞を含むことができる。ピストンの空洞は、例えば、ピストンロッドを使用したピストンの押込み、および/またはピストンロッドを使用したピストンの引張り、および/またはピストン空洞内におけるピストンロッドの第1の末端の非制限の回転のうちの少なくとも1つを可能にするために、ピストンロッドの第1の末端に接続することができる。ピストンの空洞は、接続の際に空洞および第1の末端がスナップ嵌めを形成するようにピストンロッドの第1の末端に接続することができる。]
[0054] [052]駆動先端部は、例えば、ピストンロッドに一体結合された駆動先端部、および/またはピストンロッドとは別に製造され、ピストンロッドに組み立てられるように構成されたモジュール式駆動先端部からなるグループから選択することができる。]
[0055] [053]駆動先端部は、先端部の円周に沿って互いに間隔を隔てた複数の隆起部を含むことができ、駆動先端部は、1つまたは複数のはめ歯歯車を介して電動機に機械的に結合された駆動機構の第1の部分の駆動スリーブ内に受け取られる。駆動スリーブは、スリーブ内に複数の溝を含むことができ、これらの溝は、駆動先端部の複数の隆起部の間隔に対応するように互いに間隔を隔てている。駆動スリーブ内のこれらの溝は、駆動スリーブの縦軸に対して実質的に平行にすることができる。]
[0056] [054]係合部材は、ピストンロッドとねじ係合するように構成することができる。係合部材は、さらに、ピストンロッドとの係合を解除するように構成することができ、係合部材との係合が解除されると、実質的に非制限のピストンロッドの運動を提供することができる。係合部材は、第1の開口および第2の開口を含むことができ、第2の開口の少なくとも一部にねじを切ることができる。係合部材が第1の位置に配置されると、ねじ付きピストンロッドを第1の開口に配置し、実質的に非制限に直線移動するように構成することができる。係合部材が第2の位置に配置されると、ねじ付きピストンロッドを第2の開口に配置し、ねじ付きピストンロッドの回転に応じて直線移動するように構成することができる。係合部材は、例えば、再使用可能部分および廃棄可能部分を接続する際の自動変位および/または手動変位のうちの1つによって、第1の位置から第2の位置へ変位可能である。]
[0057] [055]係合部材は、さらに、係合部材から延在している、作動されると第1の位置から第2の位置へ係合部材を移動させる延長部分を含むことができる。この延長部分片は、再使用可能部分および廃棄可能部分の接続の結果として、アクチュエータによって作動することができる。アクチュエータは、駆動機構の第1の部分の1つまたは複数のはめ歯歯車を有する遊星歯車システムを含むことができる。]
[0058] [056]廃棄可能部分ハウジングの少なくとも一部は、1つまたは複数の補強リブを含むことができる。]
[0059] [057]廃棄可能部分ハウジングの少なくとも一部は透明にすることができる。少なくとも透明な部分は、リザーバの少なくとも一部を含むことができる。]
[0060] [058]廃棄可能部分ハウジングのうちの少なくともリザーバの少なくとも一部を画定している部分は、少なくとも1つのスケールの目盛りを含むことができる。]
[0061] [059]リザーバの少なくとも一部は、ピストンとリザーバの壁の間の摩擦を小さくするために潤滑することができる。]
[0062] [060]リザーバは、例えば、丸い構成、長円形の構成、楕円形の構成、多重湾曲構成および/または実質的に長方形の構成からなるグループから選択される断面構成を含むことができる。]
[0063] [061]ピストンは、例えば、丸い構成、長円形の構成、楕円形の構成、多重湾曲構成および/または実質的に長方形の構成からなるグループから選択される断面構成を含むことができる。]
[0064] [062]流体導管は、廃棄可能部分ハウジングの中に画定された通路を含むことができる。]
[0065] [063]流体導管は、少なくとも1つの弾性領域を含むことができる。この少なくとも1つの弾性領域は、廃棄可能部分のシャーシ内に収納されたチューブを含むことができ、チューブの末端は、廃棄可能部分のシャーシを廃棄可能部分ハウジングの中にアセンブルする際に、リザーバとチューブの間の流体連絡を確立するために廃棄可能部分ハウジングに接続することができるニップルを含むことができる。]
[0066] [064]再使用可能部分ハウジングは、再使用可能部分ハウジングの外面上に画定された開口を含むことができ、この開口は、再使用可能部分ハウジングの中に画定された内部空洞に通じており、この内部空洞への空気の通過を可能にしている。]
[0067] [065]再使用可能部分は、さらに、使用者が作動してコントローラのプロセッサのための制御命令を指定することができる1つまたは複数の使用者作動ボタンを含むことができ、この制御命令は、流体投薬装置の動作に関連している。]
[0068] [066]再使用可能部分は、さらに、少なくとも1つの剛直部分および少なくとも1つの可撓性部分を有する印刷回路基板を含むことができる。]
[0069] [067]再使用可能部分は、さらに、コントローラによって送信される信号に基づいて使用者への通知を生成する少なくとも1つの通報器を含むことができる。]
[0070] [068]再使用可能部分は、さらに、例えば遠隔制御ユニットへの送信および/または遠隔制御ユニットからの送信の受信のうちの少なくとも1つを実施するトランシーバを含むことができる。]
[0071] [069]再使用可能部分および廃棄可能部分のうちの少なくとも1つは、さらに、電源を含むことができる。再使用可能部分は、電源に電気結合されたコンデンサを含むことができ、このコンデンサは、電源によって提供されるエネルギーを蓄えるように構成されている。]
[0072] [070]廃棄可能部分は電源を含むことができ、また、再使用可能部分は、廃棄可能部分の電源に電気結合された電気コネクタ、および電気コネクタを介して電源に電気接続された少なくとも1つの電子コンポーネントを含むことができる。電気コネクタの各々は、少なくとも1つの電子コンポーネントに電気結合された第1の接続端、および廃棄可能部分の電源に電気結合された第2の接続端を含むことができる。電気コネクタの各々の第2の接続端は、ばねとして構成された弾性接続端を含むことができる。再使用可能部分ハウジングおよび再使用可能部分ハウジング内に受け取られるように構成された再使用可能部分シャーシのうちの1つまたは複数は、電気コネクタを収納する剛直延長部分を含むことができ、この剛直延長部分は、例えば、電気コネクタに対する構造サポートおよび/または電気コネクタの保護のうちの1つまたは複数を提供するように構成されている。]
[0073] [071]再使用可能部分は、さらに、リザーバ内の流体のレベルをモニタするための機構を含むことができ、この機構には、少なくとも1つのエネルギー源、少なくとも1つのエネルギー源によって放出されるエネルギーを検出し、かつ、プロセッサによって処理される信号を生成するための少なくとも1つのエネルギー検出器、および少なくとも1つのエネルギー検出器が受け取るエネルギーのレベルを、少なくとも部分的にリザーバ内の流体のレベルに基づいて調整するためのレギュレータが含まれている。]
[0074] [072]レギュレータは、駆動機構の第1の部分の駆動スリーブ内に画定された内部通路内で変位可能なピストンロッドを含むことができる。少なくとも1つのエネルギー源および少なくとも1つのエネルギー検出器は、駆動スリーブの両側に互いに反対側に配置することができ、駆動スリーブは、少なくとも1つの開口を有することができ、この開口は、ピストンロッドがこの少なくとも1つの開口を塞いでいない場合に、少なくとも1つのエネルギー源と少なくとも1つのエネルギー検出器との間に光経路を確立する。]
[0075] [073]少なくとも1つのエネルギー検出器は、ピストンロッドが駆動スリーブ内を直線的に変位して、ピストンロッドが少なくとも1つの開口を塞がない位置まで到達し、少なくとも1つのエネルギー源と少なくとも1つのエネルギー検出器との間の光経路内に放出されるエネルギーの通過を可能にするまでの間に放出されるエネルギーを検出するように構成することができる。]
[0076] [074]流体のレベルをモニタするための機構は、リザーバ内の流体のいくつかのレベルに対応するピストンロッドのいくつかの位置を検出することができるように構成することができる。この機構は、複数のエネルギー源および複数のエネルギー検出器を含むことができ、駆動スリーブには、複数のセットの互いに対向する開口が含まれており、また、複数のエネルギー源の各々は、この複数のセットの互いに対向する開口の対応するセットを通過させるための放射を放出するように構成することができる。ピストンロッドによって塞がれていない場合、放出される放射を、複数のエネルギー検出器のうちの対応する1つによって検出することができる。]
[0077] [075]少なくとも1つのエネルギー検出器によって生成される信号は、リザーバ内の流体のレベルが所定の閾値に到達したことを示すことができる。プロセッサは、少なくとも1つのエネルギー検出器によって生成される信号に少なくとも部分的に基づいてリザーバ内の流体のレベルを決定し、かつ、例えば再使用可能部分の通知コンポーネントおよび遠隔制御のうちの1つまたは複数を介して使用者に通知を提供するように構成することができる。]
[0078] [076]レギュレータは、駆動機構の第1の部分の駆動スリーブ内に画定された内部通路内で変位可能なピストンロッドを含むことができ、少なくとも1つのエネルギー源および少なくとも1つのエネルギー検出器は、駆動スリーブの同じ側に配置することができる。少なくとも1つのエネルギー検出器は、ピストンロッドの位置に応じて、少なくとも1つのエネルギー源によって放出され、かつ、駆動スリーブ内の開口を介してピストンロッドの表面で反射するエネルギーの少なくとも一部を受け取り、かつ、検出するように構成することができる。]
[0079] [077]再使用可能部分は、さらに、リザーバ内の流体のレベルをモニタするための機構を含むことができ、この機構には、駆動機構の第1の部分の駆動スリーブの少なくとも一部を取り囲んでいる磁気コイルが含まれており、駆動スリーブはピストンロッドを受け取るように構成されており、ピストンロッドは、スリーブ内に画定された内部通路内を変位することができる。ピストンロッドの少なくとも一部は金属材料を含むことができる。ピストンロッドが駆動スリーブ内を変位することにより、駆動スリーブ内のピストンロッドの位置に対応する磁気コイルのインダクタンスレベルが変化し、駆動スリーブ内のピストンロッドの位置は、それぞれリザーバ内における流体のレベルに対応している。]
[0080] [078]流体投薬装置は、さらに、リザーバから使用者の身体までの流体経路の閉塞を検出するための閉塞センサを含むことができる。閉塞センサは、再使用可能部分に配置された、少なくとも知覚エレメントおよびばね荷重プラットホームを含んだ第1の部分、および廃棄可能部分に配置された、廃棄可能部分ハウジングの中に受け取られた廃棄可能部分シャーシ内に形成された少なくともトラックを含んだ第2の部分を含むことができ、トラックは、流体導管の可撓性流体送り出しチューブの少なくとも一部を収納するように構成されている。知覚エレメントは、再使用可能部分および廃棄可能部分を接続する際に、送り出しチューブ内の圧力が高くなって知覚エレメントに加えられる力が大きくなるよう、送り出しチューブに押し付けられるように構成することができる。知覚エレメントは、さらに、コントローラのプロセッサに送信される、知覚エレメントに加えられた、知覚された力のレベルに対応する信号を生成するように構成することができる。この信号は、知覚エレメントに加えられた、知覚された力のレベルが所定の閾値を超えると、閉塞状態に達したことを示すことができる。]
[0081] [079]コントローラは、閉塞状態に達したことを示す信号を受け取ると、それに応答して、例えば再使用可能部分の通知コンポーネントおよび/または遠隔制御のうちの1つまたは複数を介して使用者に通知を提供するように構成することができる。コントローラは、閉塞状態に達したことを示す信号を受け取ると、それに応答して自動的に流体投薬装置の動作を停止するように構成することができる。]
[0082] [080]流体投薬装置は、さらに、ピストンロッドに結合された駆動先端部に取外し可能に接続することができる第1の末端、および使用者が握るように構成された第2の末端を有するハンドルを含むことができる。このハンドルは、リザーバの中へのピストンロッドの押込みおよびリザーバからのピストンロッドの引張りを容易にするように構成することができる。]
[0083] [081]流体投薬装置は、さらに、患者の体内の分析物濃度レベルをモニタするための分析物センサを含むことができる。流体投薬装置は、例えば、治療流体の投薬がモニタされた分析物濃度レベルに少なくとも部分的に基づく閉ループモード、治療流体の投薬がモニタされた分析物濃度レベルおよび患者からの入力に少なくとも部分的に基づく半閉ループモード、および/または治療流体の投薬がモニタされた分析物濃度レベルには無関係である開ループモードのうちの1つまたは複数のモードで動作するように構成することができる。流体投薬装置は、さらに、投薬される治療流体を患者の身体に送り出すように構成された皮下挿入可能カニューレを含むことができる。この皮下挿入可能カニューレは、分析物センサを含むことができる。]
[0084] [082]他の態様では、流体投薬システムが開示される。このシステムには、上で説明した携帯型流体装置、少なくとも携帯型流体投薬装置の動作を制御するための遠隔制御ユニット、および皮膚粘着可能受け台であって、該皮膚粘着可能受け台に取外し可能に接続することができるように流体投薬装置に接続することができる皮膚粘着可能受け台が含まれている。]
[0085] [083]このシステムの実施形態は、流体投薬装置に関連して上で説明した特徴のうちの任意の1つまたは複数、ならびに以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。]
[0086] [084]流体投薬システムは、さらに、一方の末端が自己密封性隔壁によって密閉された開口を有するカニューレハブと、内部通路を有する、開口部分でカニューレハブに結合されたカニューレと、カニューレの内部通路内に嵌合された除去可能貫入部材とを含んだカニューレ・カートリッジユニットを含むことができ、除去可能貫入部材は、カニューレが皮下に挿入されると、カニューレから除去されるように構成されている。]
[0087] [085]遠隔制御ユニットは、例えばディスプレイおよび/または操作ボタンのうちの少なくとも1つを含むことができる。遠隔制御ユニットのディスプレイは、接触感応ディスプレイを含むことができる。]
[0088] [086]遠隔制御ユニットは、例えば、流体投薬装置への動作命令の提供、および/または流体投薬装置からの警告および/または状態表示のうちの1つまたは複数の受取り、のうちの少なくとも1つを実施するように適合可能である。]
[0089] [087]遠隔制御ユニットは、例えば、パーソナルコンピュータ、ラップトップ、音楽またはマルチメディアプレーヤ、PDA、セルラフォン、時計および/または遠隔制御からなるグループから選択される装置を使用して実施することができる。]
[0090] [088]遠隔制御ユニットは、例えば、無線通信、有線通信、ワイヤライン通信、RF通信、IR通信および/または誘導ベース通信からなるグループから選択される通信モードを使用して流体投薬装置と通信するように構成することができる。]
[0091] [089]遠隔制御ユニットは、さらに、使用者の体内の分析物濃度レベルを決定するための分析物センサを含むことができる。分析物にはグルコースを含むことができる。]
[0092] [090]遠隔制御ユニットは、さらに、使用者の血液標本を含んだ試験条片を受け取るためのポートを含むことができ、分析物センサは、使用者の血液中の分析物濃度レベルを決定するように構成されている。]
[0093] [091]他の態様では、治療流体を投薬するための方法が開示される。この方法には、駆動機構の第1の部分を含んだ流体投薬装置の再使用可能部分を流体投薬装置の廃棄可能部分に接続するステップが含まれており、廃棄可能部分には、駆動機構の第2の部分が含まれている。この方法には、さらに、駆動機構の第2の部分に、廃棄可能部分のリザーバ内に含まれている治療流体を廃棄可能部分の出口ポートを介して投薬させるために、駆動機構の第1の部分を制御可能に作動するステップが含まれており、治療流体は、廃棄可能部分に配置されている、リザーバを出口ポートに接続している流体導管を介して出口ポートに送り出される。]
[0094] [092]この方法の実施形態は、流体投薬装置および流体投薬システムに関連して上で説明した特徴のうちの任意の1つまたは複数を含むことができる。]
[0095] [093]他の態様では、流体を保持するための少なくともリザーバ、流体をリザーバから変位させるための駆動機構、コントローラ、および流体のレベルをモニタするための機構を有する流体投薬装置のリザーバ内の流体のレベルをモニタするための方法が開示される。この方法には、駆動機構およびリザーバ内の流体のレベルをモニタするための機構を起動するステップと、駆動機構の変位可能ピストンロッドの位置をモニタするステップと、コントローラのプロセッサが処理するための信号を生成するステップと、受け取った信号に少なくとも部分的に基づいてリザーバ内の流体のレベルを決定するステップが含まれている。]
[0096] [094]この方法の実施形態は、流体投薬装置、流体投薬システムおよび上で説明した方法に関連して上で説明した特徴のうちの任意の1つまたは複数、ならびに以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。]
[0097] [095]この方法は、さらに、リザーバ内の流体のレベルが決定されると、使用者に対する通知を生成するステップを含むことができる。]
[0098] [096]リザーバ内の流体のレベルをモニタするための機構は、例えば、エネルギー源、エネルギー検出器、磁気コイルおよび/または「ホール効果センサ」からなるグループから選択される少なくとも1つのコンポーネントを含むことができる。]
[0099] [097]他の態様では、流体投薬装置のリザーバから使用者の身体までの流体経路の閉塞を検出するための方法が開示される。この方法には、治療流体を保持するための少なくとも1つのリザーバ、および治療流体を送り出すための可撓性流体送り出しチューブを備えた流体投薬装置を提供するステップと、送り出しチューブに押し付けられた少なくとも知覚エレメントを備えた閉塞センサを提供するステップと、送り出しチューブ内の圧力が高くなった結果として、その送り出しチューブによって知覚エレメントに加えられた力のレベルを示す信号を生成するステップと、力のレベルを示す信号に基づいて閉塞状態に達したことを決定するステップが含まれている。]
[0100] [098]この方法の実施形態は、流体投薬装置、流体投薬システムおよび上で説明した方法に関連して上で説明した特徴のうちの任意の1つまたは複数、ならびに以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。]
[0101] [099]この方法は、さらに、閉塞状態に達したことが決定されると、使用者に対する通知を生成するステップを含むことができる。]
[0102] [0100]この方法は、さらに、閉塞状態に達したことが決定されると、流体投薬装置の動作を停止するステップを含むことができる。]
[0103] [0101]閉塞センサは、さらに、少なくとも知覚エレメントを含んだ第1の部分、および送り出しチューブをサポートするための少なくとも構造を含んだ第2の部分を含むことができる。閉塞を検出するための方法は、さらに、信号を生成するステップに先立って第1の部分を第2の部分に結合するステップを含むことができる。]
[0104] [0102]追加態様では、上で説明した流体投薬装置のリザーバへの治療流体の移送を可能にするためのアダプタが開示される。このアダプタには、治療流体の容器に取外し可能に取り付けるための第1の接続端、および流体投薬装置の廃棄可能部分に取外し可能に取り付けるための第2の接続端が含まれている。]
[0105] [0103]アダプタの実施形態は、流体投薬装置、流体投薬システムおよび上で説明した方法に関連して上で説明した特徴のうちの任意の1つまたは複数、ならびに以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。]
[0106] [0104]第1の接続端は、治療流体容器の密閉カバーを貫通し、容器とアダプタの間の流体連絡を確立するための針を含むことができる。第1の接続端は、さらに、治療流体容器の円形のネックを受け取るための窪みを画定している円形の壁を含むことができる。]
[0107] [0105]第2の接続端は、廃棄可能部分の出口ポートの中に嵌合させる開口を含むことができる。第2の接続端の開口は、アダプタを廃棄可能部分に接続する際に、廃棄可能部分の接続内腔が貫通するように構成された自己密封性隔壁によって密閉することができる。第2の接続端の開口は、第1の接続端の針と流体連絡可能であり、この針は、治療流体容器の密閉カバーを貫通し、容器とアダプタの間の流体連絡を確立するように構成されている。]
[0108] [0106]第2の接続端は、さらに、廃棄可能部分の輪郭と整合し、かつ、アダプタを廃棄可能部分に接続した後、アダプタを廃棄可能部分ハウジングに対してサポートするように構成された壁を含むことができる。]
[0109] [0107]他の態様では、流体投薬装置の中に配置されたリザーバに治療流体を充填するための方法が開示される。投薬装置は、治療流体を保持するためのリザーバを含んだハウジングを備えた少なくとも廃棄可能部分と、出口ポートと、駆動機構の一部とを有しており、廃棄可能部分は、駆動機構の他の部分を有する再使用可能部分に接続することができる。ハウジングの少なくとも一部は、リザーバの少なくとも一部を画定している。この方法には、流体投薬装置の廃棄可能部分を提供するステップと、治療流体の容器に取外し可能に取り付けるための第1の接続端、および流体投薬装置の出口ポートに取外し可能に取り付けるための第2の接続端を有するアダプタを提供するステップと、アダプタの第1の接続端の針が容器の密閉カバーを貫通し、容器とアダプタの間の流体連絡が確立されるよう、アダプタの第1の接続端を治療流体の容器に取り付けるステップが含まれている。この方法には、さらに、出口ポートの接続内腔がアダプタの第2の接続端の隔壁を貫通し、アダプタと出口ポートの間の流体連絡が確立されるよう、アダプタの第2の接続端を廃棄可能部分の出口ポートに取り付けるステップが含まれている。また、この方法には、容器内の治療流体の少なくとも一部がアダプタを通って流れ、出口ポートを介してリザーバに流入するよう、廃棄可能部分に含まれている駆動機構の一部のピストンロッドを引張るステップが含まれている。]
[0110] [0108]この方法の実施形態は、流体投薬装置、流体投薬システム、アダプタおよび上で説明した方法に関連して上で説明した特徴のうちの任意の1つまたは複数、ならびに以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。]
[0111] [0109]この方法は、さらに、リザーバから空気を除去するためにピストンロッドを押し込むステップを含むことができる。]
[0112] [0110]この方法は、さらに、廃棄可能部分の出口ポートからアダプタの第2の接続端を取り外すステップを含むことができる。]
[0113] [0111]この方法は、さらに、例えばピストンロッドを引張り、および/またはピストンロッドを押し込む、のうちの少なくともいずれかのために、ピストンロッドに取り付けられたハンドルを使用するステップを含むことができる。]
[0114] [0112]他の態様では、流体を含んだ容器内における、駆動機構の運動によって変位した流体のレベルを測定するための流体レベルセンサが開示される。流体レベルセンサは、少なくとも1つのエネルギー源と、少なくとも1つのエネルギー源によって放出されるエネルギーを検出し、かつ、プロセッサによって処理される信号を生成するための少なくとも1つのエネルギー検出器と、容器内の流体のレベルに少なくとも部分的に基づいて、少なくとも1つのエネルギー検出器が受け取るエネルギーのレベルを調整するための調整器とを含むことができる。]
[0115] [0113]この流体レベルセンサの実施形態は、流体投薬装置、流体投薬システム、アダプタおよび上で説明した方法に関連して上で説明した特徴のうちの任意の1つまたは複数、ならびに以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。]
[0116] [0114]調整器は、駆動機構のピストンロッドを含むことができ、ピストンは、駆動機構の電動機に結合された駆動スリーブの中に画定された内部通路内を変位することができ、少なくとも1つのエネルギー源および少なくとも1つのエネルギー検出器は、駆動スリーブの両側に互いに反対側に配置されており、また、駆動スリーブは少なくとも1つの開口を有しており、ピストンロッドがその少なくとも1つの開口を塞いでいない場合、少なくとも1つのエネルギー源と少なくとも1つのエネルギー検出器との間に光経路が確立される。]
[0117] [0115]少なくとも1つのエネルギー検出器は、ピストンロッドが駆動スリーブ内を直線的に変位して、ピストンロッドが少なくとも1つの開口を塞がない位置まで到達し、少なくとも1つのエネルギー源と少なくとも1つのエネルギー検出器との間の光経路内に放出されるエネルギーの通過を可能にするまでの間に放出されるエネルギーを検出するように構成することができる。]
[0118] [0116]他の態様では、流体を含んだリザーバ内における、駆動機構の運動によって変位した流体のレベルをモニタするための流体レベルセンサが開示される。流体レベルセンサには、駆動機構の電動機に結合された駆動スリーブの少なくとも一部を取り囲んでいる磁気コイルが含まれており、駆動スリーブは、駆動機構のピストンロッドを受け取るように構成されており、ピストンロッドは、スリーブ内に画定された内部通路内を変位することができる。ピストンロッドの少なくとも一部には金属材料が含まれている。ピストンロッドが駆動スリーブ内を変位することにより、駆動スリーブ内のピストンロッドの位置に対応する磁気コイルのインダクタンスレベルが変化し、駆動スリーブ内のピストンロッドの位置は、それぞれリザーバ内における流体のレベルに対応している。]
[0119] [0117]この流体レベルセンサの実施形態は、流体投薬装置、流体投薬システム、アダプタ、上で説明した第1の流体レベルセンサおよび上で説明した方法に関連して上で説明した特徴のうちの任意の1つまたは複数を含むことができる。]
[0120] [0118]他の追加態様では、少なくとも流体送り出しチューブを含む流体経路内で生じる閉塞の状態を知覚するための閉塞センサが開示される。閉塞センサには、流体送り出しチューブに押し付けられるように構成された知覚エレメントが含まれており、この知覚エレメントは、さらに、送り出しチューブ内の圧力が高くなった結果として、その送り出しチューブによって知覚エレメントに加えられた力のレベルを示す信号を生成するように構成されている。]
[0121] [0119]この閉塞センサの実施形態は、流体投薬装置、流体投薬システム、アダプタ、流体レベルセンサおよび上で説明した方法に関連して上で説明した特徴のうちの任意の1つまたは複数、ならびに以下の特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。]
[0122] [0120]閉塞センサは、さらに、知覚エレメントによって生成される、知覚エレメントに加えられる力のレベルを示す信号に基づいて閉塞状態に達したことを決定するコントローラを含むことができ、このコントローラは、さらに、閉塞状態に達したことが決定されると、例えば、閉塞状態に達したことを使用者に通知する、および/または流体送り出し動作を自動的に停止する、のうちの1つまたは複数を実施するように構成されている。]
[0123] [0121]他の態様では、流体を含んだ第1の容器からハウジング内に配置されている第2の容器への流体の移送を容易にするアダプタが開示される。このアダプタには、流体の第1の容器に取外し可能に取り付けるための第1の接続端が含まれており、また、このアダプタには、流体容器の密閉カバーを貫通して、第1の容器とアダプタの間の流体連絡を確立する針が含まれている。このアダプタには、さらに、ハウジング上のポートに取外し可能に取り付けるための第2の接続端が含まれている。]
[0124] [0122]このアダプタの実施形態は、流体投薬装置、流体投薬システム、上で説明した第1のアダプタ、流体レベルセンサ、閉塞センサおよび上で説明した方法に関連して上で説明した特徴のうちの任意の1つまたは複数、ならびに以下の特徴を含むことができる。]
[0125] [0123]第2の接続端は、ハウジングのポートの中に嵌合する開口を含むことができ、第2の接続端の開口は、アダプタとハウジング内に配置されている第2の容器との間の流体連絡を確立するためにハウジングの接続内腔が貫通するように構成された自己密封性隔壁によって密閉されている。]
[0126] [0124]本開示全体を通して、「備えている」、「含まれている」、「含んだ」という用語および他のあらゆる類似同義用語の使用は、包括的あるいは非制限であり、追加エレメントまたは動作、図には示されていないエレメントまたは動作、あるいは説明されていないエレメントまたは動作を排他するものではない。]
[0127] [0125]本開示全体を通して、特定の専門用語の使用には、本開示の説明および実施形態を限定し、あるいは制限することは一切意図されていない。そうではなく、同義語および/または等価の専門用語を使用して説明することも可能であったと思われる実施形態および説明も、本開示および/または特許請求の範囲内であることが企図されている。]
[0128] [0126]添付の図面および以下の説明は、1つまたは複数の実施態様の詳細を示したものである。他の特徴、態様および利点は、以下の説明、図面および特許請求の範囲から明らかになるであろう。]
図面の簡単な説明

[0129] [0127]本開示の実施形態について、添付の図面を参照して説明する。図面において、同様の参照番号は、全く同じエレメントあるいは機能的に類似したエレメントを示している。
[0128]投薬ユニットおよび遠隔制御ユニットを含んだ流体送り出しシステムの略線図である。
[0129]1つの部分から構成することができる投薬装置を含んだ流体送り出しシステムの略線図である。
[0129]2つの部分から構成することができる投薬装置を含んだ流体送り出しシステムの略線図である。
[0129]さらに受け台ユニットおよびカニューレ・カートリッジユニットを含むことができる投薬装置を含んだ流体送り出しシステムの略線図である。
[0130]2つの部分から構成することができ、かつ、患者の皮膚に固着することができる流体投薬装置/ユニットの図および線図である。
[0130]2つの部分から構成することができ、かつ、患者の皮膚に固着することができる流体投薬装置/ユニットの図および線図である。
[0130]2つの部分から構成することができ、かつ、患者の皮膚に固着することができる流体投薬装置/ユニットの図および線図である。
[0130]2つの部分から構成することができ、かつ、患者の皮膚に固着することができる流体投薬装置/ユニットの図および線図である。
[0131]皮膚粘着可能受け台ユニットおよび受け台ユニットに接続された投薬ユニットの図および線図である。
[0131]皮膚粘着可能受け台ユニットおよび受け台ユニットに接続された投薬ユニットの図および線図である。
[0131]皮膚粘着可能受け台ユニットおよび受け台ユニットに接続された投薬ユニットの図および線図である。
[0132]流体投薬装置および遠隔制御ユニットを介して投薬装置の操作を容易にする図および線図である。
[0132]流体投薬装置および投薬装置の上に配置されたボタンを介して投薬装置の操作を容易にする図および線図である。
[0132]流体投薬装置および投薬装置の上に配置されたボタンを介して投薬装置の操作を容易にする図および線図である。
[0133]皮膚粘着可能受け台ユニットおよびカニューレ・カートリッジユニットの構造ならびに受け台を介した体内へのカニューレの挿入/配置を示す略断面線図である。
[0133]皮膚粘着可能受け台ユニットおよびカニューレ・カートリッジユニットの構造ならびに受け台を介した体内へのカニューレの挿入/配置を示す略断面線図である。
[0133]皮膚粘着可能受け台ユニットおよびカニューレ・カートリッジユニットの構造ならびに受け台を介した体内へのカニューレの挿入/配置を示す略断面線図である。
[0134]皮膚粘着可能受け台ユニットの図および線図である。
[0134]皮膚粘着可能受け台ユニットの図および線図である。
[0135]カニューレ・カートリッジユニットの図および線図である。
[0135]カニューレ・カートリッジユニットの図および線図である。
[0136]保護体を備えたカニューレ・カートリッジユニットの線図である。
[0137]挿入装置の図および線図である。
挿入装置の図および線図である。
[0138]プランジャ/ピストンポンプ供給機構を使用した、単一の部分から構成された投薬ユニットの略線図である。
プランジャ/ピストンポンプ供給機構を使用した、2つの部分から構成された投薬ユニットの略線図である。
[0139]再使用可能部分および廃棄可能部分から構成された、皮膚粘着可能受け台ユニットに接続することができる2部分投薬装置(またはユニット)の略線図である。
[0139]再使用可能部分および廃棄可能部分から構成された、皮膚粘着可能受け台ユニットに接続することができる2部分投薬装置(またはユニット)の略線図である。
[0139]再使用可能部分および廃棄可能部分から構成された、皮膚粘着可能受け台ユニットに接続することができる2部分投薬装置(またはユニット)の略線図である。
[0139]再使用可能部分および廃棄可能部分から構成された、皮膚粘着可能受け台ユニットに接続することができる2部分投薬装置(またはユニット)の略線図である。
[0139]再使用可能部分および廃棄可能部分から構成された、皮膚粘着可能受け台ユニットに接続することができる2部分投薬装置(またはユニット)の略線図である。
[0140]2部分投薬ユニットの廃棄可能部分の線図である。
[0141]ハウジングおよびシャーシから構成された廃棄可能部分の図および線図である。
[0141]ハウジングおよびシャーシから構成された廃棄可能部分の図および線図である。
[0142]廃棄可能部分のハウジングの図および線図である。
[0142]廃棄可能部分のハウジングの図および線図である。
[0142]廃棄可能部分のハウジングの図および線図である。
[0143]図16aは4曲線形状リザーバの線図である。
4曲線形状リザーバの線図である。
[0144]長円形様形状リザーバの線図である。
長円形様形状リザーバの線図である。
[0145]楕円形形状リザーバの線図である。
楕円形形状リザーバの線図である。
[0146]丸い形状のリザーバの線図である。
丸い形状のリザーバの線図である。
[0147]廃棄可能部分シャーシおよび廃棄可能コンポーネントの分解図を含む、廃棄可能部分の図である。
[0147]廃棄可能部分ハウジングの図である。
[0147]流体流路を示す図である。
[0147]流体流路を示す図である。
[0148]ピストンの図および線図である。
ピストンの図および線図である。
ピストンの図および線図である。
[0149]ピストンロッドの斜視図である。
[0150]接続されたピストンおよびピストンロッドの図および線図である。
接続されたピストンおよびピストンロッドの図および線図である。
[0151]係合部材およびピストンロッドの図および線図である。
[0151]係合部材およびピストンロッドの図および線図である。
[0151]係合部材およびピストンロッドの図および線図である。
[0152]アダプタを使用した薬剤の吸引およびリザーバの充填の手順、およびそれに引き続くフロー経路のプライミングの実施を示す線図である。
[0152]アダプタを使用した薬剤の吸引およびリザーバの充填の手順、およびそれに引き続くフロー経路のプライミングの実施を示す線図である。
[0152]アダプタを使用した薬剤の吸引およびリザーバの充填の手順、およびそれに引き続くフロー経路のプライミングの実施を示す線図である。
[0152]アダプタを使用した薬剤の吸引およびリザーバの充填の手順、およびそれに引き続くフロー経路のプライミングの実施を示す線図である。
[0152]アダプタを使用した薬剤の吸引およびリザーバの充填の手順、およびそれに引き続くフロー経路のプライミングの実施を示す線図である。
[0152]アダプタを使用した薬剤の吸引およびリザーバの充填の手順、およびそれに引き続くフロー経路のプライミングの実施を示す線図である。
[0153]アダプタを使用した薬剤の吸引およびリザーバの充填の手順を示す線図である。
[0153]アダプタを使用した薬剤の吸引およびリザーバの充填の手順を示す線図である。
[0153]アダプタを使用した薬剤の吸引およびリザーバの充填の手順を示す線図である。
[0153]アダプタを使用した薬剤の吸引およびリザーバの充填の手順を示す線図である。
[0153]アダプタを使用した薬剤の吸引およびリザーバの充填の手順を示す線図である。
[0153]アダプタを使用した薬剤の吸引およびリザーバの充填の手順を示す線図である。
[0154]アダプタの図および線図である。
アダプタの図および線図である。
アダプタの図および線図である。
[0155]流体レベルをモニタするための透明窓および目盛りスケールを有する廃棄可能部分の図および線図である。
[0155]流体レベルをモニタするための透明窓および目盛りスケールを有する廃棄可能部分の図および線図である。
[0155]流体レベルをモニタするための透明窓および目盛りスケールを有する廃棄可能部分の図および線図である。
[0156]再使用可能部分およびそのコンポーネントの線図である。
[0157]ハウジングおよびシャーシを含んだ再使用可能部分の図および線図である。
[0157]ハウジングおよびシャーシを含んだ再使用可能部分の図および線図である。
[0158]再使用可能シャーシおよび再使用可能コンポーネントの分解図である。
[0159]PCB、コンデンサおよびブザーの図である。
[0160]折り畳まれた剛直可撓PCBの図および線図である。
[0160]広がった状態の剛直可撓PCBの図および線図である。
[0161]電動機、歯車および回転カウンタの一部の分解図である。
[0162]遊星歯車の図および線図である。
遊星歯車の図および線図である。
[0163]電動機の回転をモニタするための回転カウンタの図である。
[0164]先端部(「液抽出器」)の斜視図を含んだ駆動スリーブの図である。
先端部(「液抽出器」)の横断面図を含んだ駆動スリーブの図である。
先端部(「液抽出器」)の横断面図を含んだ駆動スリーブの図である。
[0165]廃棄可能部分および再使用可能部分から構成された2部分投薬装置であって、これらの2つの部分が接続される前の線図である。
[0166]廃棄可能部分および再使用可能部分から構成された2部分投薬ユニットの接続後の線図である。
[0167]図40aは、接続前の2部分投薬装置および自動係合機構の図および線図である。
接続前の2部分投薬装置および自動係合機構の図および線図である。
[0168]接続後の2部分投薬装置および自動係合機構の図および線図である。
接続後の2部分投薬装置および自動係合機構の図および線図である。
[0169]廃棄可能部分および再使用可能部分の接続前の自動係合機構の図である。
廃棄可能部分および再使用可能部分の接続後の自動係合機構の図である。
[0170]投薬ユニットの電気回路、および廃棄可能部分の電源と再使用可能部分の電子工学の間の電気結合を示す線図および図である。
[0170]投薬ユニットの電気回路、および廃棄可能部分の電源と再使用可能部分の電子工学の間の電気結合を示す線図および図である。
[0170]投薬ユニットの電気回路、および廃棄可能部分の電源と再使用可能部分の電子工学の間の電気結合を示す線図および図である。
[0170]投薬ユニットの電気回路、および廃棄可能部分の電源と再使用可能部分の電子工学の間の電気結合を示す線図および図である。
[0170]投薬ユニットの電気回路、および廃棄可能部分の電源と再使用可能部分の電子工学の間の電気結合を示す線図および図である。
[0170]投薬ユニットの電気回路、および廃棄可能部分の電源と再使用可能部分の電子工学の間の電気結合を示す線図および図である。
[0171]光センサを使用した、ピストンロッドおよびスリーブの相対運動によって動作するリザーバレベル指示器の図および線図である。
[0171]光センサを使用した、ピストンロッドおよびスリーブの相対運動によって動作するリザーバレベル指示器の図および線図である。
[0171]スクリーンインタフェースを使用した、ピストンロッドおよびスリーブの相対運動によって動作するリザーバレベル指示器の図および線図である。
[0172]磁気誘導センサを使用した、ピストンロッドおよびスリーブの相対運動によって動作するリザーバレベル指示器の線図である。
磁気誘導センサを使用した、ピストンロッドおよびスリーブの相対運動によって動作するリザーバレベル指示器の線図である。
[0173]2部分投薬ユニットの中に配置された閉塞センサの線図である。
[0173]2部分投薬ユニットの中に配置された閉塞センサの線図である。
[0173]2部分投薬ユニットの中に配置された閉塞センサの線図である。
[0173]2部分投薬ユニットの中に配置された閉塞センサの線図である。
[0173]2部分投薬ユニットの中に配置された閉塞センサの線図である。
[0173]2部分投薬ユニットの中に配置された閉塞センサの線図である。
[0174]密閉可能通気開口/ポートを含んだ再使用可能部分の斜視図である。
[0175]廃棄可能部分ハウジング上の開放された投薬ユニットおよび密閉ガスケットの図である。
[0175]再使用可能部分シャーシおよびハウジングの図である。
[0176]GUIを備えたスクリーンを含んだ流体送り出しシステムの遠隔制御ユニットの線図である。
[0176]GUIを備えたスクリーンを含んだ流体送り出しシステムの遠隔制御ユニットの線図である。
[0176]血液グルコースモニタを備えたスクリーンを含んだ流体送り出しシステムの遠隔制御ユニットの線図である。] 図16a
実施例

[0130] [0177]本開示は、一般に、患者への1つまたは複数の治療流体の送り出しに関しており、詳細には、患者に治療流体(例えばインスリン)を送り出すための携帯型治療流体投薬/送り出し/注入装置(本明細書において使用されているように、投薬、送り出しおよび注入という用語は、互いに交換可能である)、システムおよび方法に関している。いくつかの実施形態では、流体送り出し装置は、再使用可能部分および廃棄可能部分を含んだ流体投薬ユニットを備えており、また、遠隔制御ユニットを含むことも可能である。通常、再使用可能部分には、電子工学、駆動機構の少なくとも一部(いくつかの実施形態では駆動機構のすべてのコンポーネント)、センサ、電動機および様々な他のコンポーネントなどの比較的高価なコンポーネントが含まれている。廃棄可能部分は、治療流体(例えばインスリン)を保持するためのリザーバ、治療流体を送り出すための接続チューブ、リザーバから身体へ流体をポンプ供給するためのピストン/プランジャ構造(ピストンおよびプランジャという用語は、本明細書においては互いに交換可能に使用することができる)を含むように構成されており、また、いくつかの実施形態では、流体送り出し装置の再使用可能部分および廃棄可能部分のうちの少なくとも1つに電力を提供するための電源を含むように構成されている。また、廃棄可能部分は、両方の部分(廃棄可能部分および再使用可能部分)が駆動機構を共有するよう、駆動機構の一部を含むように構成することも可能である。]
[0131] [0178]いくつかの実施形態では、再使用可能部分に電源を配置することができる。いくつかの実施形態では、両方の部分に電源を配置することができる。同時係属/共有米国特許出願第11/397115号および国際特許出願第PCT/IL08/001057号に、2つの部分から構成された流体投薬ユニットの一例が記載されており、これらの特許出願の内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれている。同時係属/共有国際特許出願第PCT/IL09/000266号に、再使用可能部分に配置された充電可能電源を有する流体投薬ユニットの一例が開示されており、この特許出願内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。]
[0132] [0179]廃棄可能部分および/またはそのコンポーネントの少なくとも一部は、通常、比較的短い所定の時間期間が経過すると(例えば2〜3日後、一週間後、または他の適切な任意の時間が経過した後)、あるいは所定の量の治療流体が送り出されると交換される。]
[0133] [0180]一方、再使用可能部分および/またはそのコンポーネントの少なくとも一部は、通常、廃棄可能部分(および/またはそのコンポーネント)より長い時間期間が経過した後に交換され、例えば3カ月後、6カ月後または他の適切な任意の時間が経過した後に交換される。いくつかの実施形態では、動作不良が生じるといつでも流体送り出し装置の任意のコンポーネントを交換することができる。]
[0134] [0181]いくつかの実施形態では、流体投薬ユニットに加えて皮膚固着可能(例えば粘着可能)受け台ユニットおよび遠隔制御ユニットをさらに備えた流体送り出しシステムが提供される。投薬ユニットは、皮膚固着可能受け台ユニットに接続することができ、また、皮膚固着可能受け台ユニットから開放することができる。遠隔制御ユニットは、投薬ユニットと通信し、プログラミングコマンドおよび命令、使用者入力、通知および取得したデータを送信する。]
[0135] [0182]流体送り出しシステムは、さらに、カニューレを備えたカニューレ・カートリッジユニット、皮膚を貫通し、カニューレが挿入されると引き抜かれる鋭いい器具(つまり針)を含んだ貫入部材、およびカニューレハブを含むことができる。カニューレ・カートリッジユニットは、受け台ユニットの「窪み」の中に嵌合するように構成されており、この「窪み」には、通路を取り囲み、患者の身体の皮下区画へのカニューレの挿入および配置を容易にし、かつ、カニューレハブを受け台に剛直に固定する突起が含まれている。いくつかの実施形態では、カニューレは、皮膚表面に対して様々な角度で挿入することができる。カニューレは、さらに、患者の必要性に適合させるために様々な長さで構成することができる。]
[0136] [0183]投薬ユニットの受け台ユニット、カニューレ・カートリッジユニットおよび廃棄可能部分は廃棄することができる(例えば2〜3日後に廃棄することができる)。遠隔制御は、通常、耐久性ユニットであり、必要に応じて、5年毎、10年毎または他の任意の比較的長い時間期間毎に交換することができる。]
[0137] [0184]いくつかの実施形態では、流体(例えばインスリン)を送り出すための投薬装置、および身体分析物(例えばグルコース)を知覚するための知覚装置(センサ)を備えた流体送り出し装置/システムが提供される。いくつかの実施形態では、皮下挿入可能エレメントは、流体を送り出すためのカニューレおよび/または分析物を知覚するためのプローブを備えている。皮下挿入可能エレメントは、投薬機能および知覚機能の両方のために使用することができる。したがってこのような状況の下では、投薬および知覚動作を実施するように構成されたモジュール/コンポーネントは、単一の挿入部位しか必要としない単一の装置を使用して実施される。]
[0138] [0185]図1を参照すると、患者の身体への1つまたは複数の治療流体の医療注入を実施するための流体送り出しシステム1000の略線図が示されている。システム1000には、投薬装置10および遠隔制御ユニット900が含まれている。本開示全体を通して、「投薬装置」および「投薬ユニット」という用語は交換可能であり、同じ構造を意味している。] 図1
[0139] [0186]図2a〜2cを参照すると、流体投薬装置/ユニット10の略線図が示されている。流体投薬装置10の底部表面には、プライミング中および患者の身体と流体連絡している間、流体の漏れを可能にするように構成された出口ポート210および接続内腔250が含まれている。投薬装置10は、単一の部分から構成することができ(図2aに示されているように)、あるいは2つの部分から構成することができる(図2bに示されているように)。2部分投薬装置10は、再使用可能部分100および廃棄可能部分200を含むことができる。いくつかの実施形態では、出口ポート210および接続内腔250は、廃棄可能部分200の底部表面に対応する部分である。流体送り出しシステムは、さらに、図2cに示されているように受け台ユニット20およびカニューレ・カートリッジユニット400を備えることができる。2部分投薬装置10は、いくつかの実施形態では皮膚(皮膚は数表示5で示されている)に粘着可能な受け台ユニット20に接続されている。投薬装置10と患者の身体の間の流体連絡は、皮下挿入可能エレメント(例えばカニューレ)を備えたカニューレ・カートリッジユニット400を介して可能にすることができる。] 図2a 図2b 図2c
[0140] [0187]図3a〜3dを参照すると、2部分投薬装置/ユニット10を患者の皮膚5に直接粘着させる手順の図および線図が示されている。図3aは、投薬装置の底部表面の粘着層を保護している保護カバー層101の除去を示したものである。図3bは、皮膚5への投薬装置10の粘着を示したものである。図3cは、使用者/患者の皮膚に粘着された動作可能皮膚粘着投薬ユニット10を示したものである。いくつかの実施形態では、皮膚5に固着可能なのは廃棄可能部分200のみである。図3dは、粘着テープ1010を使用して皮膚5に固着された、延長基部25を有する廃棄可能部分200の一実施形態を示したものである。再使用可能部分100は、廃棄可能部分200に整合させて投薬ユニット10の動作を可能にするために、基部25に結合することができる。] 図3a 図3b 図3c 図3d
[0141] [0188]図4a〜4cを参照すると、いくつかの実施形態では、流体送り出し装置/システムには、皮膚5に粘着可能な受け台ユニット20が含まれている。この場合、投薬装置10は、患者の裁量で受け台ユニット20に接続することができ、また、受け台ユニット20から開放することができる。図4aは、皮膚5に粘着された受け台ユニット20を示したものである。図4bは、受け台ユニット20への投薬ユニット10の接続を示したものである。図4cは、受け台ユニット20に接続された、いつでも動作可能な投薬ユニット10を示したものである。] 図4a 図4b 図4c
[0142] [0189]図5a〜5cを参照すると、投薬ユニット10の動作モードを示す図および線図が示されている。患者は、遠隔制御ユニット900(図5aに示されている)あるいは投薬ユニット10の上に配置されている1つまたは複数のボタン15(図5b〜5cに示されている)のいずれかによって投薬ユニット10を動作可能な。いくつかの実施形態では、ボタン15に基づく動作によってボーラス投与量の送り出しを指示することができる。] 図5a 図5b 図5c
[0143] [0190]図6a〜6cを参照すると、受け台ユニット20中へのカニューレ・カートリッジユニット400の配置操作、および患者の体内へのカニューレの挿入を示す略断面線図が示されている。より詳細には、図6aは、皮膚5に粘着された受け台ユニット20およびカニューレ・カートリッジユニット400を示したものである。受け台ユニット20には、窪み30、基部37およびラッチ22、24が含まれている。受け台ユニット20は、受け台ユニット20の基部37の底部表面の少なくとも一部に取り付けることができる粘着層(図7a〜7bに26で示されている)を使用して皮膚5に粘着可能である。窪み30は、受け台基部37の中に配置して通路31を画定することができる。この通路31により、カニューレ404を受け台20を介して皮膚5の中に挿入することができる。窪み30は、窪み30の中に配置されるとカニューレハブ403に剛直に接続するように構成されたラッチ32および34を含むことができる。ラッチ22および24は、接続後に投薬ユニット10を受け台ユニット20に固着し、開放および再接続を可能にするために使用される(図12a〜12cにより詳細に示されているように)。] 図12a 図12b 図12c 図6a 図6b 図6c 図7a 図7b
[0144] [0191]カニューレ・カートリッジユニット400には、カニューレ404および貫入部材406が含まれている。カニューレ404は、いくつかの実施形態では例えばテフロン(登録商標)でできたソフトカニューレとして構成されているが、自己密封性ゴム隔壁402を有するカニューレハブ403の開口に結合されるように適合可能であり、この自己密封性ゴム隔壁402を通して貫入部材406が挿入される。貫入部材406(図6cおよび8bにさらに詳細に示されている)には鋭い先端410およびグリップ408が含まれており、患者の皮膚5に貫入して皮下組織(または患者の身体区画)中へのカニューレ404の挿入および配置を可能にするように構成することができる。ゴム隔壁402は、投薬装置の接続内腔が繰り返し貫通するように(つまり複数回にわたって接続内腔が挿入されるように)構成することができ、また、さらに、図6cに示されているように、カニューレハブ403の中(身体の外側)に配置されたカニューレ404の近位端を密閉し、それにより、カニューレ404が挿入され、かつ、皮下組織に配置された後の治療流体の漏れおよび/または汚染物質の流入を防止するように構成されている。カニューレ404は、例えば、参照によりその内容全体が本明細書に組み込まれる同時係属/共有米国特許出願第12/215255号の中で説明されているように、様々な長さおよび/または直径を有することができ、また、患者の皮膚5の表面に対して様々な角度で挿入することができる。] 図6c
[0145] [0192]図6bは、挿入後のカニューレ・カートリッジユニット400を示したものである。カニューレハブ403は窪み30の中に配置されており、したがって貫入部材406は皮膚5を貫通しており、また、カニューレ404が身体に挿入されている。カニューレハブ403は、ラッチ32、34の動作によって窪み30の中にスナップ嵌めされている。] 図6b
[0146] [0193]図6cは、皮膚5に粘着され、かつ、貫入部材406が除去された受け台ユニット20を示したものである。カニューレ404は、皮下組織中に配置され、かつ、受け台ユニット20に固着され、また、鋭い先端410を有するダガー407を含んだ貫入部材406およびグリップ408は、カニューレ・カートリッジユニット400から抜き取られ、カニューレ404は、身体の皮下に挿入された状態で残されている。] 図6c
[0147] [0194]図7a〜10bを参照すると、受け台ユニット、カニューレ・カートリッジユニット、インサータ、およびカニューレ挿入の手順を示す図および線図が示されている。図7a〜7bでは、受け台基部37は、少なくとも部分的に、受け台ユニット20を患者の皮膚に固着して取り付けるための粘着層26を備えている。この粘着層26は、生体適合層(例えば刺激の原因にならない材料から構築された層)および/または患者の日中の日課を妨げることのない、患者にとって快適な層であってもよい。粘着層26を皮膚に貼り付ける前に、はがすことができる保護カバー層(図示せず)を粘着層から除去することができる。] 図10a 図10b 図7a 図7b 図8a 図8b 図9
[0148] [0195]受け台ユニット20は、さらに、投薬ユニットをサポートするためのフレーム39(図7bに示されている)、および投薬ユニット(図12a〜12eに示されている)の対応する相補溝/凹所に受け取られる、受け台ユニット20への投薬装置の接続および受け台ユニット20からの投薬装置の開放を可能にするための1つまたは複数のラッチ22、24を含むことができる。ラッチ22および24は、基部37またはフレーム39からの突起として構成することができる。受け台基部の形状は、投薬装置のフットプリント(図に示されている)に整合可能であり、あるいは1つまたは複数のラッチを備えた、より小さいフットプリントを有することも可能である(例えば投薬装置のフットプリントは60mm×40mmにすることができ、また、受け台基部のフットプリントは60mm×20mmにすることができる)。受け台ユニット20の窪み30は、さらに、カニューレハブ403を固着するためのラッチ52および54を備えることができる(図7bには1つのラッチ52のみが示されている)。ラッチ52および54は、図6a〜cに関連して上で説明したラッチ32、34と同様に構成し、かつ、動作可能である。] 図10a 図10b 図11a 図11b 図12a 図12b 図12c 図12d 図12e 図13
[0149] [0196]いくつかの実施形態では、受け台基部37は、例えば、皮膚5の表面への受け台ユニット20の粘着/取付けを改善するため、受け台ユニット20と皮膚5の間の湿気の閉じ込めを防止するため、および皮膚へのアクセスを可能にするため(例えば引っかきによるあらゆる皮膚刺激を和らげるため)の開口/空洞を備えることができる。]
[0150] [0197]受け台基部37は、例えば、ポリエチレン、ポリカーボネートなどのプラスチック材料または他の適切な任意の材料を使用して製造することができる。この材料は、受け台ユニット20が皮膚5に粘着された後、使用者が基部37の下の皮膚5を見ることができるよう、少なくとも部分的に透明であってもよい。少なくとも部分的に透明な材料の使用は、例えばカニューレ404を挿入している間に貫入部材406がたまたま血管を穿刺し、そのために血腫ができている場合など、カニューレ404が不適切に挿入され、組織が局部的に損傷している状況では場合によっては重要である。その場合、使用者は、受け台ユニット20を取り外して廃棄し、未使用の他の受け台ユニットを他の挿入部位に固着することができる。(投薬装置の接続および開放を可能にするように構成された)受け台ユニットのみを廃棄することにより、高価な皮膚粘着可能インスリンポンプ(中にインスリンが含まれている)の廃棄を回避することができる。]
[0151] [0198]図8a〜8bを参照すると、体内へのカニューレ404の配置前後のカニューレ・カートリッジユニット400およびそのコンポーネントの図および線図が示されている。図に示されているように、カニューレ・カートリッジユニット400のカニューレハブ403には、環状溝/凹所62を備えた環状ボディが含まれており、また、カニューレハブ403は、ラッチ52および54を有する、構造的に整合している環状窪み30の中にスナップ嵌め構造として受け取られるように構成されている。ゴム隔壁402(例えばゴムケイ素でできている)は、貫入部材406が引き抜かれた後のカニューレの近位端を密閉している。] 図8a 図8b
[0152] [0199]いくつかの実施形態では、カニューレ・カートリッジユニット400は、さらに、図9に示されているように保護体450を備えている。保護体450には、使用者による安全で、かつ、快適な取扱いを可能にするために、カニューレハブ403、カニューレ404および貫入部材406を保持するための環状ボディ452、および環状ボディ452から延在しているハンドル454が含まれている。保護体450は、構造を無菌状態に維持している間、カニューレ404および貫入部材406を保護し、かつ、患者の不慮の貫通を防止するように構成されている。保護体450、さらに、図10a〜10bに示されている専用挿入装置と共に使用されるように構成されている。保護体450などの保護体についてのさらなる詳細については、例えば、参照によりその内容全体が本明細書に組み込まれている同時係属/共有米国特許出願第12/215219号を参照されたい。カニューレ404が身体に挿入されると、鋭い先端410を備えた貫入部材406が自動的に後退し、保護体450内に包み隠され、かつ、遮蔽された状態を維持する。いくつかの実施形態では、カニューレ404を保護体450から手動で押し込むことができる(例えば「スティック様」装置を使用して)。] 図10a 図10b 図9
[0153] [0200]受け台ユニット20の粘着、カニューレ・カートリッジユニット400の挿入およびカニューレ404の皮下配置は、手動で、あるいは図10a〜10bに示されている「インサータ」と呼ばれる専用挿入装置500のいずれかによって実施することができる。保護体450および受け台ユニット20は、いずれもインサータ500の中に装てんすることができる(例えば図10aを参照されたい)。図10bを参照すると、a)受け台ユニット20を皮膚5に粘着させ、b)カニューレ404を下に向かって突き刺して皮下に配置し、かつ、c)カニューレハブ403を受け台ユニット20の窪み30に固着するために、装てんされたインサータ500を使用者が皮膚5の所望の部位に配置し、かつ、インサータ500を操作する。次に、廃棄することができる保護体450の中に貫入部材406が自動的に後退する。適切なインサータの詳細な説明については、例えば、参照によりその内容全体が本明細書に組み込まれている同時係属/共有米国特許出願第12/215255号を参照されたい。] 図10a 図10b
[0154] [0201]皮膚を貫通させている間の苦痛および不快感の緩和は、例えば、参照によりその内容全体が本明細書に組み込まれている同時係属/共有国際特許出願第PCT/IL08/000861号に記載されている苦痛軽減機構(図示せず)を使用することによって達成することができる。]
[0155] [0202]図11a〜11bを参照すると、患者の身体に流体を投薬するためのプランジャ/ピストンポンプ供給機構を使用した、単一の部分(図11aに示されている)および2つの部分(図11bに示されている)から構成される投薬装置(またはユニット)10の略線図が示されている。] 図11a 図11b
[0156] [0203]図11aは単一部分投薬装置10を示したものである。流体は、リザーバ220から出口ポート210へ送り出される。リザーバ220内に受け取られたピストン110は、リザーバの流体を出口ポート210に向かって強制する。リザーバ220は、接続チューブ230を介して出口ポート210と流体連絡している。ピストン110の作動(延いてはリザーバ220内における流体の変位)は、ピストン110を駆動するための電動機(例えばステッパモータ、直流電動機、SMAアクチュエータ、等々)および歯車を含んだ駆動機構120によって実施される。駆動機構には、さらに、ピストン110に機械的に結合されたピストンロッド112が含まれている。駆動機構120は、コントローラ/プロセッサ(例えばCPU、MCU)およびトランシーバを始めとする様々な電子モジュールによって制御することができ、これら集合的に共通の参照数表示130を使用して示されている。また、1つまたは複数の電池、電気エネルギーを蓄えるためのコンデンサ、等々を含むことができる適切な電源240が提供されている。いくつかの実施形態では、電源240は充電が可能である。注入プログラミングおよび制御は、例えば、遠隔制御ユニット900(図11a〜11bには示されていない)によって実施することができ、および/または投薬ユニット10の外部に提供されている1つまたは複数のボタン15によって実施することができる。] 図11a 図11b
[0157] [0204]図11bは、再使用可能部分100および廃棄可能部分200を備えた2部分投薬装置10を示したものである(これらの2つの部分は開放されている)。この2部分投薬ユニット10は、プランジャ/ピストンポンプ供給機構を使用して実施されている。] 図11b
[0158] [0205]再使用可能部分100は、駆動機構120の少なくとも一部(例えば電動機および歯車)、集合的に共通の参照数表示130で示されている電子コンポーネント/モジュール、1つまたは複数のボタン15を備えることができ、また、さらに、センサなどの他の比較的高価なコンポーネントを含むことができる。]
[0159] [0206]廃棄可能部分200は、例えば、ピストンロッド112に結合されるピストン110を備えたリザーバ220、電源240、出口ポート210、接続内腔250(図11a〜11bには示されていない)および接続チューブ230を始めとする比較的安価なコンポーネントを備えることができる。いくつかの実施形態では、ピストンロッド112は、再使用可能部分100に配置することができ、あるいは両方の部分で共有することも可能である。同様に、電源240も再使用可能部分100に配置することができ、あるいは両方の部分に含めることも可能である。] 図11a 図11b
[0160] [0207]注入プログラミングは、遠隔制御ユニット900(図11a〜11bには示されていない)によって実施することができ、および/または再使用可能部分100の外部に提供されている1つまたは複数のボタン15によって実施することができる。2部分投薬ユニット10は、図11bに一方向矢印で示されているように、2つの部分(100および200)を接続することによって動作可能である。] 図11a 図11b
[0161] [0208]図12a〜12eを参照すると、受け台ユニット20への2部分投薬装置10の接続および受け台ユニット20からの2部分投薬装置10の開放を示す略線図が示されている。図12a〜bは、2つの部分、つまり廃棄可能部分200および再使用可能部分100から構成された投薬ユニット10であって、接続前の投薬ユニット10(図12aに示されている)および接続後の投薬ユニット10(図12bに示されている)を示したものである。投薬ユニット10は、これらの2つの部分を接続することによって動作可能なプランジャ/ピストン型ポンプ供給機構を使用することができる。図12cは、患者の皮膚5に粘着された受け台ユニット20に接続される前の投薬ユニット10を示したものである(リザーバ220には既に治療流体が充填されている)。図12cでは、カニューレハブ403は、受け台ユニット20の窪み30に固着されており、また、カニューレ404は、患者の皮下に挿入されている。投薬ユニット10には、投薬ユニット10が受け台ユニット20に接続されると隔壁402を貫通する接続内腔250を有する出口ポート210が含まれている。接続内腔250は、投薬ユニット10のリザーバ220と皮下に配置されたカニューレ404との間の流体連絡を可能にしている。投薬ユニット10には、さらに、受け台ユニット20の相補形ラッチ22および24をそれぞれ収納するための溝/凹所12および14が含まれている。これらの溝(12および14)およびラッチ(22および24)は、図12dに示されているように、投薬ユニット10を受け台ユニット20に固着するスナップ嵌め構造を実施している。したがってこの接続機構は、受け台ユニット20への投薬ユニット10の接続/再接続および受け台ユニット20からの投薬ユニット10の開放を可能にしている。] 図12a 図12b 図12c 図12d 図12e 図13 図14a 図14b 図15a 図15b
[0162] [0209]図12eは、受け台ユニット20からの投薬装置10の開放を示したものである。受け台ユニットに対する投薬ユニットの接続/開放のための接続/開放機構の様々な構成に関する詳細については、例えば、参照によりそれらの内容全体が本明細書に組み込まれている同時係属/共有米国特許出願第12/004837号および国際特許出願第PCT/IL07/001578号を参照されたい。] 図12e
[0163] [0210]図13〜28cを参照すると、廃棄可能部分およびそのコンポーネントの図および線図が示されている。図13は、ピストン110と適合するようになされたリザーバ220を有する廃棄可能部分200の略線図である。ピストン110は、歯を備えた先端部288を有するねじ付きピストンロッド112に接続されている(この先端部は、「液抽出器」とも呼ばれている)。歯(または隆起部/リブ、あるいは中央コアから延在している他の同様の構造化突起)は、不規則な形状の円周輪郭を生成している。ピストンロッド112は、先端部288の部分で握ることができ、それによりリザーバの壁によって画定されたリザーバ220の内部に沿ってピストン110を直線的に変位可能である。ピストンロッド112は、実質的にその全体をリザーバ220の中に収めることができる(例えばリザーバが空の場合)。このような状況の下では、先端部288を廃棄可能部分200の外側にわずかに延在可能であり、したがって患者(または他の任意の装置使用者)は、充填またはプライミング手順の間、先端部288を握ってピストンロッド112を引張り(あるいは押し込む)ことができ、あるいは別法として、上で言及した手順(図25a〜26fに関連してより詳細する)を容易にするために、先端部288への患者による補助ハンドルの接続を可能にすることも可能である。係合部材2861は、ピストンロッド112に機械的に結合されている。係合部材2861は、a)プライミングまたはリザーバ充填中、ピストンロッド112の押込みまたは引張りを可能にするための係合解除モード/位置、およびb)動作中におけるピストンロッド112の変位を制限するための係合モード/位置を含んだ2つのモード/位置を有するように構成することができる。いくつかの実施形態では、ピストン110には、ピストン110がリザーバ220内を変位する際のリザーバ220からの流体の漏れを防止するためのシール(例えば図13に示されている2つのシール/ガスケット285aおよび285b)が含まれている。] 図13 図14a 図14b 図15a 図15b 図15c 図16a 図16b 図17a 図17b
[0164] [0211]廃棄可能部分200は、接続内腔250(図13には示されていない)を有する出口ポート210を備えている。接続内腔は、接続チューブ230(図13には灰色のダッシュ線で示されている)を介してリザーバ220に流体結合されている。接続チューブ230は、シャーシ281によってサポートすることができ、また、シャーシ281の中に収納することができる。] 図13
[0165] [0212]廃棄可能部分200は、さらに、廃棄可能部分200と接続されると少なくとも再使用可能部分(図13には示されていない)に電圧/電流を供給する電源240(例えば電池)を含むことができる。] 図13
[0166] [0213]図14a〜14bを参照すると、廃棄可能シャーシ281および廃棄可能ハウジング202(「廃棄可能ポケット」とも呼ばれる)を備えた廃棄可能部分200の図および線図が示されている。図14aは、製造/アセンブリプロセスの間にハウジング202の中に受け取られるように構成されたシャーシ281を有する一般的な概念を示したものである。図14bに示されているように、シャーシ281は、通常、シャーシ281の上に適合または配置された廃棄可能コンポーネント(例えば電源240)を有するように構成されており、また、ハウジング202は、シャーシ281を覆って保護するように構成されている。いくつかの実施形態では、ハウジング202には、さらに、以下で示されているようにリザーバが含まれている。] 図14a 図14b
[0167] [0214]いくつかの実施形態では、廃棄可能シャーシは、シャーシをハウジングに挿入することによって、いつでも容易に、かつ、便利に廃棄可能ハウジングとアセンブルすることができるモジュールとしてアセンブルされる。この容易なアセンブリ手法は、廃棄可能ハウジングおよびその中に収納されているコンポーネント、ならびに再使用可能ハウジングおよびその中に収納されているコンポーネントのいずれか一方またはそれらの両方と共に使用することができる。]
[0168] [0215]図15a〜15cを参照すると、廃棄可能部分のリザーバ220を示す図および線図が示されている。リザーバ220には、ハウジング202の凹所部分203が含まれており、この凹所部分203は、リザーバ220のすべての部分または少なくとも一部を包含している長円形の部分を有することができる。この部分は、ハウジング202の構造と一体をなす部分であってもよい。したがってこのような実施形態では、ハウジングの壁は、リザーバを構成している凹所を画定している。凹所部分203は、凹所の形状に対して相補をなす整合構造(例えば図16a〜19bに示されているように、長円形形状、楕円形形状、丸い形状、多重輪郭形状または他の任意の形状にすることができる)を有するピストン110(図15a〜15cには示されていない)を受け取るように構造化することができる。リザーバ220の内部は、ピストンとリザーバ220の壁との間の摩擦を小さくするために、および/またはリザーバ220内におけるピストンの滑らかで、かつ、妨害されない変位を可能にするために、潤滑するかあるいは油性層を含むことができる。] 図15a 図15b 図15c 図16a 図16b 図17a 図17b 図18a 図18b 図19a
[0169] [0216]ハウジング202の周囲は非対称であってもよく、また、2つの隅(204および201)を有することができ、また、ハウジング202の周囲は、異なる曲率を含むことができる。例えば隅204は、リザーバ220の一方の側に概ねより鋭角の角度を有することができ、また、隅201は、そのもう一方の側により小さい角度を画定する曲線を有することができる。このような構造にすることにより、リザーバ220の体積を最適化することができ、また、リザーバ220内におけるピストンの嵌合を最適化することができる。リザーバの少なくとも一部は、1つまたは複数の補強リブを含むことができ、この補強リブは、ハウジング202と一体にすることも可能であるが、個別の補強構造として、リザーバ220の中またはリザーバ220の外部のいずれかに供給することも可能である。図15cは、このような実施形態を示したものである。] 図15c
[0170] [0217]ハウジング202の底面図を示す図15bをもう一度参照すると、ハウジング202には、ハウジング202およびシャーシ281(図15a〜15cには示されていない)を接続する際に出口ポートを受け取るための円形の開口211が含まれている。] 図15a 図15b 図15c
[0171] [0218]いくつかの実施形態では、ハウジング202は、図15cに示されているように、患者の身体への望ましくない、制御されない流体送り出しの原因になることがある外部圧力からハウジング202の凹所部分203を保護するためのサポート構造を含むことができる。ハウジング202には、望ましくない外部圧力から凹所部分203を保護するための剛直構造を画定しているサポート桁208が含まれている。桁208は、ハウジング202と一体であってもよい。] 図15c
[0172] [0219]いくつかの実施形態では、ハウジング202は、ポリエチレンなどのプラスチック材料から構築されており、また、少なくとも部分的に透明にすることができるため(図28a〜28c参照)、使用者は、リザーバ220内に保持されている治療流体を見ることができ、また、例えば充填/プライミング手順の間、リザーバ内の気泡を識別することができる。さらに、廃棄可能部分200のハウジング202全体ならびにその非可動コンポーネントのうちの1つまたは複数は、実質的に同じ材料から製造された射出成形一体ハウジングユニットとして構築することができる。] 図28a 図28b 図28c
[0173] [0220]いくつかの実施形態では、廃棄可能部分200の断面は、多重曲線形状を画定することができる。ハウジング内のリザーバ部分の構造を画定するために使用される場合、湾曲したこのような構造により、ピストンポンプの密閉および/または総合的な動作性が改善される。湾曲したこのような部分により、廃棄可能部分200の内側に配置されたコンポーネントに適切なサポートおよび保護を提供する剛直構造が生成される。図16a〜19bは、湾曲したこのような構造を示したものである。したがってリザーバ220の断面は、閉曲線に基づく幾何構造、例えば円形、楕円形、長円形、閉じた幾何構造を画定する別々に接続された曲線の組合せ(例えば4曲線、8曲線)、等々を画定することができる。また、例えば、参照によりその内容全体が本明細書に組み込まれている同時係属/共有国際特許出願第PCT/IL08/000641号に、廃棄可能部分の構造が記載されている。他の断面形状/構造を使用することも可能である。] 図16a 図16b 図17a 図17b 図18a 図18b 図19a 図19b
[0174] [0221]具体的には、いくつかの実施形態では、リザーバ220は、図16a〜16bに示されているように、4湾曲幾何構造によって画定される断面を有することができる。図16aは、一体接続された4湾曲リザーバ220を含んだ廃棄可能部分200のハウジング202の横断面図である。対向する任意の2つの曲線の各々は、実質的に同じ曲率半径を有しており、例えば曲線2001および2003は曲率半径R1を有しており、また、曲線2002、2004は曲率半径R2を有している。隣接する2つの曲線の継ぎ目(接触)は滑らかである。いくつかの実施形態では、4つの異なる半径を有し、隣接する個々の2つの曲線の継ぎ目が滑らかである、湾曲した8つの形状/アーク(図示せず)によって相似的に断面を画定することができる。図16bは、4湾曲幾何構造によって画定され、かつ、リザーバ220内で変位可能な相補整合構造を有するピストン110を備えたリザーバ220の斜視図である。] 図16a 図16b
[0175] [0222]いくつかの実施形態では、リザーバ220は、長円形断面、楕円形断面または多重湾曲断面のいずれかを有している。図17aは、長円形断面を有する一体接続されたリザーバ220を含んだ廃棄可能部分200のハウジング202の横断面図を示したものである。図に示されているリザーバ220は、概ねほぼ長方形の断面を有しており、側面部分は円形である。図17bは、長円形断面を有するリザーバ220の斜視図である。相補整合構造を有する変位可能ピストン110は、リザーバ220によって画定された内部体積の中に受け取られている。] 図17a 図17b
[0176] [0223]図18aを参照すると、楕円形断面幾何構造を有する一体接続されたリザーバ220を含んだ廃棄可能部分200のハウジング202の横断面図が示されている。図18bは、楕円形断面を有する、リザーバ220の内部体積内を移動するように作動することができる変位可能ピストン110を備えたリザーバ220の斜視図である。] 図18a 図18b
[0177] [0224]いくつかの実施形態では、このような多重湾曲長円形または楕円形リザーバを備えた投薬装置10は、一般に薄い輪郭を有することになり、したがって患者に小型で、快適な離散ポンプを提供する。このような薄い輪郭は、いくつかの実施形態では12mm未満の厚さを有している。]
[0178] [0225]図19aを参照すると、実質的に丸い形状(円形)の断面幾何構造を有する一体接続されたリザーバ220を含んだ廃棄可能部分200のハウジング202の横断面図が示されている。図19bは、丸い形状の断面を有する、変位可能ピストン110が中に配置されたリザーバ220の斜視図である。] 図19a 図19b
[0179] [0226]図16a〜19bは、リザーバ/ハウジング/ピストン構造のいくつかの例を示したものである。いくつかの実施形態では、投薬ユニット10は、様々な形状、設計および寸法で構成された1つまたは複数のリザーバ220を使用することができる。] 図16a 図16b 図17a 図17b 図18a 図18b 図19a 図19b
[0180] [0227]図20a〜20dを参照すると、廃棄可能部分およびそのコンポーネントの図および線図が示されており、コンポーネントには廃棄可能シャーシ281が含まれている。図20aは、廃棄可能部分200のシャーシ281および廃棄可能コンポーネントの分解図である。係合部材2861は、シャーシ281の中に受け取られる。ピストンロッド112は、係合部材2861の中に画定された孔を貫通してピストン110に結合される。数表示240で識別されている少なくとも1つのボタン電池は、シャーシ281の中に画定された凹所240bの中に受け取られる。流体経路には、先の尖った末端252を備えた湾曲接続内腔250(例えばステンレス鋼および/または他の適切な材料でできた内腔)が含まれている。接続内腔250は出口ポート210の中に配置され、接続内腔250の一方の末端は、いくつかの実施形態ではシャーシ281の専用トラック230b(可変断面を有することができる)の中に保持される接続チューブ230に接続される。接続チューブ230は、さらに、ハウジング202内に画定されたリザーバ220との流体連絡を可能にするように構成されたチューブニップル234に取り付けることができる。] 図20a 図20b 図20c 図20d
[0181] [0228]図20bは、ハウジング202の壁の内側に配置された流体通路/トンネル232の開口とのチューブニップル234の接続を示したものである。通路232は、チューブニップル234との接続のための1つの開口232a、およびリザーバ220に通じているもう1つの開口232b(図20bには示されていない)の2つの開口を備えることができる。したがって流体は、リザーバ220から通路232を通って接続チューブ230に流れることができ、また、接続内腔250に向かって流れることができる。例えばリザーバを充填している間、流体を反対方向に流すことも可能である。図20cは、廃棄可能ハウジング202の一部の等角図を示したものである。チューブニップル234は、流体通路232の開口234aに接続することができる。この接続は、ダッシュ矢印で示されている。図20dは、廃棄可能部分200の上面図を示したものである。流体(灰色で示されている)は、リザーバ220から開口232bを介して流体通路232へ流れることができる。流体は、次に、流体通路232から開口232aに接続されているチューブニップル234へ流れることができる。流体は、引き続いてチューブニップル234から接続チューブ230を介して接続内腔250へ流れる。リザーバを充填している間、反対方向に流体を流すことも可能である。いくつかの実施形態では、廃棄可能部分200は、リザーバと接続内腔の間の直接流体連絡、つまり接続チューブを使用しない流体連絡を有するように構成することができる。] 図20b 図20c 図20d
[0182] [0229]図21a〜21cを参照すると、ピストン110の図および線図が示されている。図21aは、リザーバ220に受け取られ、かつ、リザーバ220と共に動作するように構成されたピストン110を示したものである。図に示されているピストン110は、リザーバ220の4湾曲断面内部構造と整合する湾曲形状(4曲線)を有している。ピストン110には、ピストン110の外部に配置された2つの周辺溝185aおよび185bが含まれており、これらの2つの周辺溝は、それぞれシール/ガスケット285aおよび285bを受け取るように構成されている。ゴム0−リングなどのシール/ガスケット285aおよび285bは、リザーバ220からの望ましくない流体の漏れを防止し、および/またはリザーバ220内におけるピストン110を安定化可能である。いくつかの実施形態では、単一のシール/ガスケットを使用することができること、あるいは3つ以上のシール/ガスケットを使用することができることに留意されたい。いくつかの実施形態では、シール/ガスケットは、リザーバ220の壁との摩擦を小さくするために、および/またはリザーバ220内におけるピストン110の滑らかで、かつ、妨害されない変位を可能にするために、潤滑するかあるいは油性層(例えば油性ケイ酸塩コーティング)を含むことができる。図21bは、2つのシール/ガスケット285aおよび285bがピストンの溝185aおよび185bに嵌合したピストン110を示したものである。ピストン110には、ピストンロッド112を受け取り、したがってピストン110とピストンロッド112との間の機械的な接続を確立するように構成された開口192が含まれている(図23a〜23bにより詳細に示されている)。図21cは、シール/ガスケット285aおよび285bがないピストン110を示したものである。ピストンには、リザーバ220内の流体と接触するピストンの表面である先端部分114が含まれている。先端部分114の輪郭は、容易に、a)流体が接続チューブによって患者の身体に導かれ、かつ、送り出される際に、リザーバの中に残されるあらゆる残留治療流体の無駄を少なくすることができ、およびb)充填/プライミングの間、リザーバ中の望ましくない気泡の発生を防止することができるよう、部分的に平坦化され、かつ、リザーバの内壁と最適嵌合するように構成されている。先端部分114には、さらに、ハウジング202の内部に提供される相補バルジ(図示せず)と嵌合するように構成された窪み116が含まれている。このバルジは、受け台ユニットのラッチを受け取るように構成された凹所の一部である。] 図21a 図21b 図21c
[0183] [0230]図22を参照すると、突出した歯をその近位端に備えた駆動先端部288、およびアンダーカットを備えた滑らかな遠位端292を有するねじ付きピストンロッド112の斜視図が示されている。先端部288は、本明細書において説明されているように、再使用可能部分および廃棄可能部分が接続されると、駆動機構のうちの再使用可能部分100に配置されている部分(例えば「スリーブ」)と相互作用して回転力が伝達され、それによりピストン110が直線並進運動するように構成されている。いくつかの実施形態では、ピストンロッド112および先端部288は、単一のコンポーネントとして製造されている。いくつかの実施形態では、駆動先端部288は、ピストンロッド112とは別の部材として製造され、廃棄可能部分をアセンブルしている間にピストンロッド112の近位端にアセンブルすることができる(例えばにかわ付け、溶接、ねじ込み、等々)。別法としては、例えば射出成形を使用して一体で単一の不可分アイテムを形成することも可能である。「ピストンロッド」という用語は、以下、先端部を含んだピストンロッドを意味している場合もある。ピストンロッド112の遠位端292は、ピストン110に機械的に結合されている。] 図22
[0184] [0231]図23a〜23bを参照すると、ピストンロッド112とピストン110の間の接続を示す図および線図が示されている。ピストンロッドは、空洞内におけるピストンロッドの遠位端292の実質的に非制限の回転を可能にするために、空洞111に開放可能に接続することができる。したがってアンダーカット断面を有するピストンロッド112の遠位端292を開口192を介して空洞111に挿入することができ、それにより例えばスナップ嵌め構造が生成される(図23bに示されているように)。ピストン110内における遠位端の非制限/自由回転により、ピストン110に対する回転力の印加が防止され、かつ、リザーバ220内におけるピストン110の直線的な変位が可能になる。スナップ嵌め構造により、さらに、ピストンロッド112の押込みまたは引張りの際に、リザーバ220内におけるピストン110の二方向変位が可能になる。]
[0185] [0232]図24a〜24cを参照すると、係合部材286の図および線図が示されている。係合部材286は、フォーク様の形状で構造化することができ、また、第1の開口289および第2の開口290を含むことができる。いくつかの実施形態では、第1の開口289は第2の開口290より大きく、また、いくつかの実施形態では、第2の開口290には、開口のねじとねじ付きピストンロッド112の対応するねじが整合する方法でねじが切られている(少なくとも部分的に)。係合部材286は、自動係合部材2861とは異なり、手動で動作可能である。自動係合部材2861の動作については、図40a〜42bに関連してさらに詳細に説明する。自動および手動の違いを除き、係合部材2861および286は、通常、機能的に等価である。] 図24a 図24b 図24c
[0186] [0233]図24aに示されているように、開口289は、実質的に非制限のピストンロッドの変位を可能にするようにサイズ化することができる。つまり、ピストンロッドが開口289の中に配置されると、ピストンロッド112は、投薬装置の少なくとも廃棄可能部分内を自由非制御並進運動で変位する。図24bの双方向矢印は、この自由非制御並進運動を示している。このような自由運動は、例えば図25a〜25fに示されているように、例えばリザーバの充填中およびプライミング中に実施される。] 図24a 図24b 図25a 図25b 図25c 図25d 図25e-25f 図26a 図26b 図26c
[0187] [0234]微小開口290は、ロッド112を部材286に対して固定し、その自由運動を防止するために、ねじ付きピストンロッド112と摩擦ばめするように構成されている。いくつかの実施形態では、微小開口290は、リザーバに対するロッド112の制御された直線運動を提供するために、図24cに示されているように、ピストンロッド112のねじと相互作用するように構成された複数のねじ(図24a〜24bに示されている)を含むことができる。したがってロッド112は、微小開口290のねじに沿って回転するように構成することができる。ロッド112のこのような回転運動が係合部材286の平面に対して実質的に直角のロッド112の直線運動に変わる。いくつかの実施形態では、任意の方向(時計方向または反時計方向)にピストンロッド112を回転可能である。ピストンロッド112の回転方向は、微小開口290から開口289中へのピストンロッド112の不慮のずれが防止されるように選択することができる。いくつかの実施形態では、開口290は、このようなずれを防止することができるストッパ機構(図示せず)を含むことができる。このストッパ機構は、いくつかの実施形態では、微小開口290の表面からの延長部分であってもよい。] 図24a 図24b 図24c
[0188] [0235]図25a〜25fを参照すると、リザーバ220に治療流体を充填し、かつ、流体経路をプライミングする手順を示す線図が示されている。投薬ユニットには、手動で動作可能な係合部材286が使用されている。いくつかの実施形態では、患者が治療流体(例えばインスリン)の容器6を廃棄可能部分200の出口ポート210に直接接続することができる。インスリンを貯蔵するためのコルク栓付きガラス瓶は、容器6の一例である。] 図25a 図25b 図25c 図25d 図25e-25f 図26a 図26b 図26c 図26d 図26e
[0189] [0236]いくつかの実施形態では、容器6とリザーバの間の流体連絡を可能にするために、図25aに示されているようにアダプタ8を使用して容器6が出口ポート210に接続されている。いくつかの実施形態では、アダプタ8は、廃棄可能部分200とは別に提供することができ、充填手順を開始する前に患者が場合によってはアダプタを廃棄可能部分200に接続しなければならない。いくつかの実施形態では、アダプタ8を予め廃棄可能部分200に接続しておくことも可能である。] 図25a
[0190] [0237]充填手順の間、患者は、ピストンロッド112を引き戻して治療流体を容器6からリザーバへポンプ供給する(図25bに示されているように)。リザーバに流入する治療流体(治療流体は灰色で示されている)の量は、患者によって制御および/または決定される(リザーバの最大容量未満、例えば2cc、3cc、等々である限り)。充填手順の間、係合部材286は、ピストンロッド112の自由運動を可能にするためにその係合が解除される(例えば廃棄可能部分200から引き離される)。] 図25b
[0191] [0238]いくつかの実施形態では、容器6を加圧して容器6からリザーバ220中への治療流体の容易で、かつ、抵抗の小さい吸引を容易にするために、治療流体の吸引に先立って、患者が場合によってはリザーバから密閉容器6の中に空気を押し込まなければならない。]
[0192] [0239]いくつかの実施形態では、患者は、先端部288を握ってピストンロッド112を引張ることができる。いくつかの実施形態では、充填手順の間、図25a〜25cに示されているように専用補助ハンドル18を使用してピストンロッド112を引張ることができる。ピストンロッド112のより便利で、かつ、より安全な握りを可能にするために、補助ハンドル18を使用してロッド112を廃棄可能部分200から引き離すことができる(図25b参照)。いくつかの実施形態では、充填プロセスの完了に引き続く治療流体の吸引、あるいはリザーバ220の中に残っているあらゆる気泡の除去に先立って、例えば空気を流体容器の中に押し込むために、補助ハンドル18を使用してピストンロッド112をリザーバ220の中に押し込むことも可能である。ハンドル18の遠位端は、ピストンロッドの先端部288を受け取り、かつ、先端部288および/またはピストンロッド112を損傷することなく先端部288に堅固に接続するように構成されている。ハンドル18の近位端は、使用者/患者による便利な握りを可能にするように構成されている。] 図25a 図25b 図25c
[0193] [0240]充填手順が完了すると、図25c〜25dに示されているように、補助ハンドル18を除去し、かつ、容器6をアダプタ8と共に出口ポート210から除去することができる。図25eに示されているように、手動プライミングは、治療流体の1つまたは複数の滴が出口ポート210の接続内腔250の末端に出現するまでピストンロッド112を前方に押すことによって達成することができる(図25f参照)。手動プライミングは、補助ハンドル18を除去する前に、補助ハンドル18を使用して実施することも可能である。プライミングプロセスを実施することにより、リザーバと接続内腔250の間の適切な流体連絡を確立し、かつ、検証することができる。つまり、リザーバ220、流体通路232、接続チューブ230または接続内腔250の中に気泡および/または閉塞が存在していないことを確認することができる。] 図25c 図25d
[0194] [0241]図25dに示されているように、係合部材286を係合可能であり(例えば廃棄可能部分200のハウジングの中に押し込まれる)、したがってピストンロッド112を固定してその自由運動を防止し、かつ、付随するリザーバからの流体のあらゆる不慮の漏れを防止することができる。いくつかの実施形態では、係合部材286の係合は、図25e〜25fに示されている手動プライミングの後に実施することができる。] 図25d
[0195] [0242]図26a〜26fを参照すると、アダプタ90を使用してリザーバを充填する手順を示す線図が示されている。アダプタ90は、廃棄可能部分200の出口ポート210によって受け取られる開口92を有している。開口92は、廃棄可能部分200の接続内腔250が貫通することができるゴム隔壁94によって密閉されている。開口92は、アダプタの入口ポート96の中に存在している適合針(図27a〜27cにより詳細に示されている)に流体結合されている。] 図26a 図26b 図26c 図26d 図26e 図26f 図27a 図27b 図27c
[0196] [0243]図26bに示されているように、アダプタ90の入口ポート96は、治療流体を含んだ容器6を受け取るように構成されている。適合針は、容器6とアダプタ90の間を流体が流れることができるよう、容器の隔壁(例えばインスリン小びんのコルク)を貫通する。アダプタ90には、さらに、廃棄可能部分200と整合する湾曲した壁98を有する基部97が含まれている。図26cを参照すると、廃棄可能部分200がアダプタ90に接続されると、接続内腔250がゴム隔壁94を貫通し、流体が流れる経路が容器6とリザーバ220の間に確立される。図26d〜26eに示されているように、リザーバの充填は、一方向矢印で示されている方向にピストンロッド112(延いてはピストン110)を後方に引張ることによって実施される。上で言及したように、いくつかの実施形態では、ピストンロッド112は、ピストンロッド112の先端部288に接続する補助ハンドル18によって引張ることができる。ピストンロッド112を後方に引張る際には、廃棄可能部分200および流体容器に取り付けられたアダプタ90を垂直位置、つまり容器6が上下逆さまに配置されるように保持しなければならない。リザーバに所望の量(例えば使用者が決定することができる)の治療流体が充填されると、アダプタ90および容器6(図26fには示されていない)を除去し、ハンドル18を先端部288から開放することができる(図26fに示されているように)。リザーバに治療流体が充填されると、使用者は、廃棄可能部分および再使用可能部分の接続に先立ってプライミングプロセスを実施することができる(図25e〜25fに関連して説明したプライミングプロセスと同様に)。] 図26b 図26c 図26d 図26e 図26f
[0197] [0244]図27a〜27cを参照すると、雌端および雄端を有するアダプタ90の図が示されている。図27aは、ゴム隔壁94によって密閉された開口92を有するアダプタ90の雌端を示したものである。いくつかの実施形態では、隔壁94は、廃棄可能部分200の接続内腔250が周期的に貫通することができる(つまり隔壁は、時々貫通されるように適合されている)。いくつかの実施形態では、アダプタ90の雌端には、さらに、廃棄可能部分200のうちの出口ポート210を取り囲んでいる部分と整合する湾曲した壁98を有する基部97が含まれている。図27bは、アダプタの入口ポート96の中に存在する適合針966として構造化されたアダプタ90の雄端を示したものである。入口ポート96は、治療流体を含んだ容器6に接続することができ、例えば入口ポート96には、流体容器6の円形のネックを受け取るように構造化された窪みを画定している円形の境界壁が含まれている。いくつかの実施形態では、境界壁には、不連続構造の壁を提供し、したがって一定のレベルの弾性を備えた境界壁を提供するギャップG1、G2、G3およびG4が含まれている。ギャップの数は変更することができる。入口ポート96の中心には、容器6の隔壁を貫通するように構成された適合針966の鋭い末端が存在している。] 図27a 図27b 図27c
[0198] [0245]図27cは、アダプタ90の中を適合針966から開口92まで流体が流れる様子、したがって容器と廃棄可能部分の接続内腔との間に流体経路が確立される様子を示すアダプタ90の横断面図である。適合針966の鋭い末端966bは、アダプタ96の入口ポートの中に存在しており、流体容器の隔壁を貫通することができるように配置されている。適合針966の遠位端966aは、適合針966から開口92への流体の流れ、あるいはその逆の流体の流れを可能にするために、アダプタ90の雌端の中の開口92に結合されている。上で言及したように、開口92は、廃棄可能部分の接続内腔が貫通することができる隔壁94を備えている。適合針966の鋭い末端966bは、いくつかの実施形態では、境界壁によって画定された窪みの中に完全に包み隠されており、したがってこのような状況の下では、使用者は容易にアクセスすることができない。したがって鋭い末端966bを包み隠すことにより、使用者の不注意による穿刺を防止することができる。例えば、参照によりその内容全体が本明細書に組み込まれている同時係属/共有米国特許出願第11/989680号に、アダプタ90などのアダプタの他の例が記載されている。本明細書において説明されているアダプタなどのアダプタ(アダプタ90を含む)は、他のタイプの流体投薬装置と共に使用することができることに留意されたい。さらに、本明細書において説明されているアダプタなどのアダプタは、単に流体投薬装置とのみではなく、他のタイプの装置/システム(例えば場合によっては1つの容器から他の容器/ハウジングへ流体を移送する必要があるか、あるいはそうすることが望ましい装置/システム)と共に使用することも可能である。] 図27c
[0199] [0246]使用者がリザーバ内の流体の量を見ることができるよう(例えばリザーバを充填している間)、リザーバ壁の少なくとも一部を透明にすることができる。図28a〜28cに示されているように、少なくとも1つのスケールの目盛り206を様々な位置におけるリザーバ220に沿ってマーク/印刷することができる。いくつかの実施形態では、リザーバを充填する際に、右利きおよび左利きの両方の使用者がスケールを見ることができるよう、リザーバの前面および背面にそれぞれ1個ずつ2つのスケールの目盛りを含むことができる。さらに、リザーバ220内の流体のより正確な測定を容易にするために、ピストン110にマークを付けることも可能である。例えば、ピストン110の先端114を着色することができ(図28bに示されているように)、あるいはピストンの着色シール/ガスケットを使用することができる。] 図28a 図28b 図28c
[0200] [0247]図29〜37cは、再使用可能部分およびそのコンポーネントを示したものである。図29を参照すると、再使用可能部分100およびそのコンポーネントの線図が示されている。再使用可能部分100には、ねじ付きシリンダ186(「スリーブ」または「駆動スリーブ」と呼ばれている)を駆動する電動機184および歯車182を有する駆動機構の少なくとも一部が含まれている。いくつかの実施形態では、電動機184は、ステッパモータ、直流電動機、SMAアクチュエータ、等々を備えることができる。歯車は、図29に示されているような単一遊星歯車、または一組の結合可能はめ歯歯車などの他の任意の動力伝達機構を含むことができる。電動機および/または歯車は、ディジタル信号を生成する回転カウンタまたはエンコーダなどの1つまたは複数のモニタリング機構(モニタリングユニットとも呼ばれている)、または駆動機構の電動機、はめ歯歯車および/または駆動スリーブを含む駆動機構の動作をモニタするための他の任意の機構に結合することができる。再使用可能部分100は、さらに、再使用可能部分の印刷回路基板(PCB)/電子工学130に電気接続された知覚エレメント142を備えた閉塞センサ140の少なくとも一部を備えることができる。] 図29 図30a 図30b 図31 図32 図33a 図33b 図34 図35a 図35b
[0201] [0248]いくつかの実施形態では、スリーブ186は、再使用可能部分100および廃棄可能部分200が接続されると、廃棄可能部分200のピストンロッド112を受け取り、かつ、ピストンロッド112の先端部288およびピストンロッド112に回転運動を伝達するように構成されている。再使用可能部分100は、さらに、参照数表示130で示されている電子工学を含むことができ、また、例えばコントローラ、プロセッサ、トランシーバ、アンテナ、等々のうちの1つまたは複数を備えることができる。]
[0202] [0249]いくつかの実施形態では、再使用可能部分100は、例えば廃棄可能部分に配置されている電源240(例えば電池)と再使用可能部分の電子工学130との間の電気接続を確立するためのコネクタを含むことができる(図43a〜43dに示されているように)。] 図43a 図43b 図43c 図43d-43f 図44a 図44b 図44c 図45a 図45b 図46a
[0203] [0250]いくつかの実施形態では、再使用可能部分100は、リザーバ内の治療流体の量を決定するためのセンサ(図44a〜45bにより詳細に示されている)、および/または図46a〜46eにより詳細に示されている閉塞センサ140を始めとするセンサを含むことも可能である。] 図44a 図44b 図44c 図45a 図45b 図46a 図46b 図46c 図46d 図46e
[0204] [0251]いくつかの実施形態では、再使用可能部分100は、さらに、図31および32により詳細に示されているように、通知機構(例えば視覚、/可聴/振動通報器)を備えることができる。] 図31
权利要求:

請求項1
携帯型治療流体投薬装置であって、少なくともコントローラおよび駆動機構の第1の部分を含んだ再使用可能部分ハウジングを備えた再使用可能部分と、治療流体を保持するための少なくともリザーバ、前記治療流体が投薬される出口ポート、前記リザーバと前記出口ポートの間の流体連絡を提供する流体導管、および前記駆動機構の第2の部分を含んだ廃棄可能部分ハウジングを備えた廃棄可能部分とを備え、前記廃棄可能部分ハウジングの少なくとも一部が前記リザーバの少なくとも一部を画定し、前記廃棄可能部分が前記再使用可能部分に接続されると、前記駆動機構の前記第2の部分を前記駆動機構の前記第1の部分に機械的に結合可能である、携帯型治療流体投薬装置。
請求項2
前記装置が皮膚粘着可能装置である、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項3
前記廃棄可能部分ハウジングが、前記再使用可能部分ハウジングを受け取るように構成された皮膚粘着可能基部を備えた、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項4
前記再使用可能部分および前記廃棄可能部分のうちの少なくとも1つが、前記再使用可能部分ハウジングおよび前記廃棄可能部分ハウジングのうちの対応するハウジング内に受け取られるように構成される少なくとも1つのシャーシであって、前記再使用可能部分および前記廃棄可能部分のうちの対応する部分の1つまたは複数のコンポーネントのための構造サポートを提供するように構成された、少なくとも1つのシャーシを備えた、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項5
再使用可能部分シャーシ、前記再使用可能部分ハウジング、廃棄可能部分シャーシおよび前記廃棄可能部分ハウジングのうちの少なくとも1つが、前記再使用可能部分および前記廃棄可能部分が接続されると、装置密閉状態を確立するための少なくとも1つのガスケットを含む、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項6
再使用可能部分シャーシおよび前記再使用可能部分ハウジングのうちの少なくとも1つが、前記再使用可能部分を前記廃棄可能部分に接続することができるよう、廃棄可能部分シャーシおよび前記廃棄可能部分ハウジングのうちの少なくとも1つの上に画定された、対応する1つまたは複数の凹所と整合するように構成された1つまたは複数のラッチを含む、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項7
再使用可能部分シャーシおよび前記再使用可能部分ハウジングのうちの少なくとも1つが、前記再使用可能部分を前記廃棄可能部分に接続することができるよう、廃棄可能部分シャーシおよび前記廃棄可能部分ハウジングのうちの少なくとも1つと共に含まれた、対応する1つまたは複数のラッチを受け取るように構成された1つまたは複数の凹所を含む、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項8
前記駆動機構の前記第1の部分が、電動機と、前記電動機によって作動される1つまたは複数のはめ歯歯車と、前記1つまたは複数のはめ歯歯車に機械的に接続された駆動スリーブであって、前記1つまたは複数のはめ歯歯車によって伝達される回転力によって前記駆動スリーブが回転運動する駆動スリーブと、のうちの少なくとも1つを備えた、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項9
前記1つまたは複数のはめ歯歯車が部分的に遊星歯車システムからなり、前記遊星歯車システムが、少なくとも部分的にねじが切られた内部を有する、前記1つまたは複数のはめ歯歯車を収納するためのハウジングをさらに備えた、請求項8に記載の流体投薬装置。
請求項10
前記駆動スリーブが中空シリンダを備え、前記中空シリンダの少なくとも一部が、前記中空シリンダの少なくともその部分の円周に沿って画定された複数の歯を有し、前記複数の歯が、前記駆動機構の前記第1の部分の前記1つまたは複数のはめ歯歯車と機械的に相互作用するように構成された、請求項8に記載の流体投薬装置。
請求項11
前記電動機、前記1つまたは複数のはめ歯歯車および前記駆動スリーブのうちの少なくとも1つの動作をモニタするための1つまたは複数のモニタリング機構をさらに備えた、請求項8に記載の流体投薬装置。
請求項12
前記1つまたは複数のモニタリング機構が、前記電動機の軸の縦軸に対して実質的に直角の方向に移動する放射を放出する放射源と、前記電動機の前記軸に結合された円板の少なくとも1つの回転可能部分を含んだフラグ歯車であって、前記軸および前記円板の前記少なくとも1つの部分が回転すると、放出される放射の放射方向への伝搬を前記フラグ歯車が周期的に阻止する位置に前記円板が結合されたフラグ歯車と、放出された放射が前記円板の前記少なくとも1つの部分によって阻止されない場合に、前記放射源によって放出される放射の少なくとも一部を遮断するように配置された放射検出器であって、放射の少なくとも一部が検出されると、それに応答して信号を発生し、かつ、前記信号を処理するために前記コントローラのプロセッサに前記信号を送信するようにさらに構成された放射検出器と、のうちの少なくとも1つを備えた、請求項11に記載の流体投薬装置。
請求項13
前記駆動機構の前記第2の部分が、ピストンと、第1の末端が前記ピストンに機械的に結合されたピストンロッドと、前記ピストンロッドの第2の末端で前記ピストンロッドに機械的に結合された駆動先端部であって、前記再使用可能部分および前記廃棄可能部分が接続されると、前記駆動機構の前記第1の部分と機械的に相互作用するように構成された駆動先端部と、前記ピストンロッドに結合された係合部材であって、前記ピストンロッドの制御された変位、および前記廃棄可能部分の少なくとも前記リザーバ内における前記ピストンロッドの実質的に非制限の変位を選択的に可能にするように構成された係合部材と、を備えた、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項14
前記ピストンロッドがねじ付きロッドを備えた、請求項13に記載の流体投薬装置。
請求項15
前記ピストンが、前記ピストンの外部に配置された少なくとも1つのガスケットをさらに備え、前記少なくとも1つのガスケットが、前記リザーバからの流体の漏れを防止し、および前記リザーバ内で前記ピストンを安定させる、のうちの少なくとも1つを実施するように適合された、請求項13に記載の流体投薬装置。
請求項16
前記ピストンの外部に配置された前記少なくとも1つのガスケットが、前記リザーバの壁との摩擦を小さくするための潤滑された少なくとも1つのガスケットを備えた、請求項15に記載の流体投薬装置。
請求項17
前記ピストンが、前記ピストンロッドの前記第1の末端を受け取るための空洞を含む、請求項13に記載の流体投薬装置。
請求項18
前記ピストンの空洞が、前記ピストンロッドを使用した前記ピストンの押込み、前記ピストンロッドを使用した前記ピストンの引張り、および前記ピストン空洞内における前記ピストンロッドの前記第1の末端の非制限の回転のうちの少なくとも1つを可能にするために、前記ピストンロッドの前記第1の末端に接続することができる、請求項17に記載の流体投薬装置。
請求項19
前記ピストンの空洞が、接続の際に前記空洞および前記第1の末端がスナップ嵌め接続を形成するように前記ピストンロッドの前記第1の末端に接続することができる、請求項18に記載の流体投薬装置。
請求項20
前記駆動先端部が、前記ピストンロッドに一体結合された駆動先端部、および前記ピストンロッドとは別に製造され、前記ピストンロッドに組み立てられるように構成されたモジュール式駆動先端部からなるグループから選択される、請求項13に記載の流体投薬装置。
請求項21
前記駆動先端部が、前記先端部の円周に沿って互いに間隔を隔てた複数の隆起部を備え、1つまたは複数のはめ歯歯車を介して電動機に機械的に結合された前記駆動機構の前記第1の部分の駆動スリーブ内に前記駆動先端部を受け取ることができる、請求項13に記載の流体投薬装置。
請求項22
前記駆動スリーブが前記スリーブ内に複数の溝を含み、前記溝が、前記駆動先端部の前記複数の隆起部の前記間隔に対応するように互いに間隔を隔てた、請求項21に記載の流体投薬装置。
請求項23
前記駆動スリーブ内の前記溝が前記駆動スリーブの縦軸に対して実質的に平行である、請求項22に記載の流体投薬装置。
請求項24
前記係合部材が前記ピストンロッドとねじ係合するように構成された、請求項13に記載の流体投薬装置。
請求項25
前記係合部材が、前記ピストンロッドとの係合を解除するようにさらに構成され、前記係合部材との係合が解除されると、実質的に非制限の前記ピストンロッドの運動が提供される、請求項24に記載の流体投薬装置。
請求項26
前記係合部材が、第1の開口および第2の開口を備え、前記第2の開口の少なくとも一部にねじが切られ、かつ、前記係合部材が第1の位置に配置されると、ねじ付きピストンロッドが前記第1の開口に配置され、かつ、実質的に非制限に直線移動するように構成され、また、前記係合部材が第2の位置に配置されると、前記ねじ付きピストンロッドが前記第2の開口に配置され、かつ、前記ねじ付きピストンロッドの回転に応じて直線移動するように構成される、請求項24に記載の流体投薬装置。
請求項27
前記係合部材が、前記再使用可能部分および前記廃棄可能部分を接続する際の自動変位、および手動変位のうちの1つによって、前記第1の位置から前記第2の位置へ変位可能である、請求項26に記載の流体投薬装置。
請求項28
前記係合部材が、前記係合部材から延在する延長部分であって、作動されると前記第1の位置から前記第2の位置へ前記係合部材を移動させる、延長部分をさらに備えた、請求項26に記載の流体投薬装置。
請求項29
前記延長部分片が、前記再使用可能部分および前記廃棄可能部分の接続の結果としてアクチュエータによって作動される、請求項28に記載の流体投薬装置。
請求項30
前記アクチュエータが、前記駆動機構の前記第1の部分の1つまたは複数のはめ歯歯車を有する遊星歯車システムを備えた、請求項29に記載の流体投薬装置。
請求項31
前記廃棄可能部分ハウジングの少なくとも一部が1つまたは複数の補強リブを含む、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項32
前記廃棄可能部分ハウジングの少なくとも一部が透明である、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項33
前記少なくとも透明な部分が前記リザーバの少なくとも一部を含む、請求項32に記載の流体投薬装置。
請求項34
前記廃棄可能部分ハウジングのうちの少なくとも前記リザーバの前記少なくとも一部を画定している部分が少なくとも1つのスケールの目盛りを含む、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項35
前記リザーバの前記少なくとも一部が、ピストンと前記リザーバの壁の間の摩擦を小さくするために潤滑される、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項36
前記リザーバが、丸い構成、長円形の構成、楕円形の構成、多重湾曲構成および実質的に長方形の構成からなるグループから選択される断面構成を含む、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項37
前記ピストンが、丸い構成、長円形の構成、楕円形の構成、多重湾曲構成および実質的に長方形の構成からなるグループから選択される断面構成を含む、請求項13に記載の流体投薬装置。
請求項38
前記流体導管が前記廃棄可能部分ハウジングの中に画定された通路を備えた、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項39
前記流体導管が少なくとも1つの弾性領域を備えた、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項40
前記少なくとも1つの弾性領域が、前記廃棄可能部分のシャーシの中に収納されたチューブを備え、前記チューブの末端が、前記廃棄可能部分の前記シャーシを前記廃棄可能部分ハウジングの中に組み立られる際に、前記リザーバと前記チューブの間の流体連絡を可能にするために前記廃棄可能部分ハウジングに接続可能なニップルを含む、請求項39に記載の流体投薬装置。
請求項41
前記再使用可能部分ハウジングが、前記再使用可能部分ハウジングの外部表面に画定された開口を含み、前記開口が、前記再使用可能部分ハウジングの中に画定された内部空洞に通じており、それにより前記内部空洞への空気の通過を可能にする、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項42
前記再使用可能部分が、使用者が作動して前記コントローラのプロセッサのための制御命令を指定可能な1つまたは複数の使用者作動ボタンをさらに備え、前記制御命令が前記流体投薬装置の動作に関連する、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項43
前記再使用可能部分が、少なくとも1つの剛直部分および少なくとも1つの可撓性部分を有する印刷回路基板をさらに備えた、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項44
前記再使用可能部分が、前記コントローラによって送信される信号に基づいて使用者への通知を生成する少なくとも1つの通報器をさらに備えた、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項45
前記再使用可能部分が、遠隔制御ユニットへの送信および前記遠隔制御ユニットからの送信の受信のうちの少なくとも1つを実施するトランシーバをさらに備えた、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項46
請求項1に記載の携帯型流体装置と、少なくとも前記携帯型流体投薬装置の動作を制御するための遠隔制御ユニットと、皮膚粘着可能受け台であって、前記皮膚粘着可能受け台に取外し可能に接続することができるように前記流体投薬装置に接続することができる皮膚粘着可能受け台とを備えた流体投薬システム。
請求項47
前記流体投薬システムがさらにカニューレ・カートリッジユニットを備え、当該カニューレ・カートリッジユニットが、一方の末端が自己密封性隔壁によって密閉された開口を有するカニューレハブと、内部通路を有するカニューレであって、前記開口部分で前記カニューレハブに結合されたカニューレと、前記カニューレの前記内部通路内に嵌合された除去可能貫入部材であって、前記カニューレが皮下に挿入されると、前記カニューレから除去されるように構成された除去可能貫入部材と、を備えた、請求項46に記載の流体投薬システム。
請求項48
治療流体を投薬するための方法であって、駆動機構の第1の部分を含んだ流体投薬装置の再使用可能部分を前記流体投薬装置の廃棄可能部分に接続するステップであって、前記廃棄可能部分が前記駆動機構の第2の部分を含むステップと、前記駆動機構の前記第2の部分に、前記廃棄可能部分のリザーバ内に含まれている治療流体を前記廃棄可能部分の出口ポートを介して投薬させるために、前記駆動機構の前記第1の部分を制御可能に作動するステップであって、前記治療流体が、前記廃棄可能部分に配置されている、前記リザーバを前記出口ポートに接続している流体導管を介して前記出口ポートに送り出されるステップとを含む方法。
請求項49
前記再使用可能部分および前記廃棄可能部分のうちの少なくとも1つが電源をさらに備えた、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項50
前記再使用可能部分が、前記電源に電気結合されたコンデンサであって、前記コンデンサが前記電源によって提供されるエネルギーを蓄えるように構成されたコンデンサを備えた、請求項49に記載の流体投薬装置。
請求項51
前記廃棄可能部分が前記電源を含み、また、前記再使用可能部分が、前記廃棄可能部分の前記電源に電気結合された電気コネクタと、前記電気コネクタを介して前記電源に電気接続された少なくとも1つの電子コンポーネントとを備えた、請求項49に記載の流体投薬装置。
請求項52
前記電気コネクタの各々が、前記少なくとも1つの電子コンポーネントに電気結合された第1の接続端と、前記廃棄可能部分の前記電源に電気結合された第2の接続端と、を含む、請求項51に記載の流体投薬装置。
請求項53
前記電気コネクタの前記各々の前記第2の接続端が、ばねとして構成された弾性接続端を含む、請求項52に記載の流体投薬装置。
請求項54
前記再使用可能部分ハウジングおよび前記再使用可能部分ハウジング内に受け取られるように構成された再使用可能部分シャーシのうちの1つまたは複数が、前記電気コネクタを収納する剛直延長部分を含み、前記剛直延長部分が、前記電気コネクタに対する構造サポートおよび前記電気コネクタの保護のうちの1つまたは複数を提供するように構成された、請求項51に記載の流体投薬装置。
請求項55
前記再使用可能部分が、前記リザーバ内の流体のレベルをモニタするための機構をさらに備え、当該機構が、少なくとも1つのエネルギー源と、前記少なくとも1つのエネルギー源によって放出されるエネルギーを検出する少なくとも1つのエネルギー検出器であって、プロセッサによって処理される信号を生成するようにさらに構成された少なくとも1つのエネルギー検出器と、前記少なくとも1つのエネルギー検出器が受け取るエネルギーのレベルを、少なくとも部分的に前記リザーバ内の流体のレベルに基づいて調整するための調整器とを含む、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項56
前記調整器が、前記駆動機構の前記第1の部分の駆動スリーブ内に画定された内部通路内で変位可能なピストンロッドを備え、前記少なくとも1つのエネルギー源および前記少なくとも1つのエネルギー検出器が前記駆動スリーブの両側に互いに反対側に配置され、かつ、前記駆動スリーブが少なくとも1つの開口を有し、前記開口が、前記ピストンロッドが前記少なくとも1つの開口を塞いでいない場合に、前記少なくとも1つのエネルギー源と前記少なくとも1つのエネルギー検出器との間に光経路を確立する、請求項55に記載の流体投薬装置。
請求項57
前記少なくとも1つのエネルギー検出器が、前記ピストンロッドが前記駆動スリーブ内を直線的に変位して、前記ピストンロッドが前記少なくとも1つの開口を塞がない位置まで到達し、前記少なくとも1つのエネルギー源と前記少なくとも1つのエネルギー検出器との間の前記光経路内に放出されるエネルギーの通過を可能にするまでの間に放出されるエネルギーを検出するように構成された、請求項56に記載の流体投薬装置。
請求項58
流体のレベルをモニタするための前記機構が、前記リザーバ内の流体のいくつかのレベルに対応する前記ピストンロッドのいくつかの位置を検出可能に構成され、前記機構が、複数のエネルギー源と、複数のエネルギー検出器と、を備えており、前記駆動スリーブが複数のセットの互いに対向する開口を備え、また、前記複数のエネルギー源の各々が、前記複数のセットの互いに対向する開口の対応するセットを通過させるための放射を放出するように構成され、前記ピストンロッドによって塞がれていない場合、放出される放射が、前記複数のエネルギー検出器のうちの対応する1つによって検出される、請求項56に記載の流体投薬装置。
請求項59
前記少なくとも1つのエネルギー検出器によって生成される前記信号が、前記リザーバ内の流体のレベルが所定の閾値に到達したことを示す、請求項55に記載の流体投薬装置。
請求項60
前記プロセッサが、前記少なくとも1つのエネルギー検出器によって生成される前記信号に少なくとも部分的に基づいて前記リザーバ内の流体のレベルを決定し、かつ、前記再使用可能部分の通知コンポーネントおよび遠隔制御のうちの1つまたは複数を介して使用者に通知を提供するように構成された、請求項55に記載の流体投薬装置。
請求項61
前記調整器が、前記駆動機構の前記第1の部分の駆動スリーブ内に画定された内部通路内で変位可能なピストンロッドを備え、前記少なくとも1つのエネルギー源および前記少なくとも1つのエネルギー検出器が、前記駆動スリーブの同じ側に配置され、前記少なくとも1つのエネルギー検出器が、前記ピストンロッドの位置に応じて、前記少なくとも1つのエネルギー源によって放出され、かつ、前記駆動スリーブ内の開口を介して前記ピストンロッドの表面で反射するエネルギーの少なくとも一部を受け取り、かつ、検出するように構成された、請求項55に記載の流体投薬装置。
請求項62
前記再使用可能部分が、前記リザーバ内の流体のレベルをモニタするための機構をさらに備え、当該機構が、前記駆動機構の前記第1の部分の駆動スリーブの少なくとも一部を取り囲んでいる磁気コイルであって、前記駆動スリーブがピストンロッドを受け取るように構成され、前記ピストンロッドが、前記スリーブ内に画定された内部通路内を変位することができる磁気コイルを含み、前記ピストンロッドの少なくとも一部が金属材料を含み、かつ、前記ピストンロッドが前記駆動スリーブ内を変位することにより、前記駆動スリーブ内の前記ピストンロッドの位置に対応する前記磁気コイルのインダクタンスレベルが変化し、前記駆動スリーブ内の前記ピストンロッドの位置が、それぞれ前記リザーバ内における流体のレベルに対応する、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項63
流体を保持するための少なくともリザーバ、前記流体を前記リザーバから変位させるための駆動機構、コントローラ、および流体のレベルをモニタするための機構を有する流体投薬装置のリザーバ内の流体のレベルをモニタするための方法であって、前記駆動機構および前記リザーバ内の流体のレベルをモニタするための前記機構を起動するステップと、前記駆動機構の変位可能ピストンロッドの位置をモニタするステップと、前記コントローラのプロセッサが処理するための信号を生成するステップと、受け取った信号に少なくとも部分的に基づいて前記リザーバ内の流体のレベルを決定するステップと、を含む方法。
請求項64
前記リザーバ内の流体のレベルが決定されると、使用者に対する通知を生成するステップをさらに含む、請求項63に記載の方法。
請求項65
前記リザーバ内の流体のレベルをモニタするための前記機構が、エネルギー源、エネルギー検出器、磁気コイルおよび「ホール効果センサ」からなるグループから選択される少なくとも1つのコンポーネントを含む、請求項63に記載の方法。
請求項66
前記リザーバから使用者の身体までの流体経路の閉塞を検出するための閉塞センサをさらに備えた、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項67
前記閉塞センサが、前記再使用可能部分に配置された、少なくとも知覚エレメントおよびばね荷重プラットホームを含んだ第1の部分と、前記廃棄可能部分に配置された、前記廃棄可能部分ハウジングの中に受け取られた廃棄可能部分シャーシ内に形成された少なくともトラックを含んだ第2の部分であって、前記トラックが、前記流体導管の可撓性流体送り出しチューブの少なくとも一部を収納するように構成された第2の部分と、を備えた、請求項66に記載の流体投薬装置。
請求項68
前記知覚エレメントが、前記再使用可能部分および廃棄可能部分を接続する際に、前記送り出しチューブ内の圧力が高くなって前記知覚エレメントに加えられる力が大きくなるよう、前記送り出しチューブに押し付けられるように構成された、請求項67に記載の流体投薬装置。
請求項69
前記知覚エレメントが、前記コントローラのプロセッサに送信される、前記知覚エレメントに加えられた、知覚された力のレベルに対応する信号を生成するようにさらに構成され、前記信号が、前記知覚エレメントに加えられた、知覚された力のレベルが所定の閾値を超えると、閉塞状態に達したことを示す、請求項68に記載の流体投薬装置。
請求項70
前記コントローラが、閉塞状態に達したことを示す信号を受け取ると、それに応答して、前記再使用可能部分の通知コンポーネントおよび遠隔制御のうちの1つまたは複数を介して使用者に通知を提供するように構成された、請求項69に記載の流体投薬装置。
請求項71
前記コントローラが、閉塞状態に達したことを示す信号を受け取ると、それに応答して自動的に前記流体投薬装置の動作を停止するように構成された、請求項69に記載の流体投薬装置。
請求項72
流体投薬装置のリザーバから使用者の身体までの流体経路の閉塞を検出するための方法であって、治療流体を保持するための少なくとも1つのリザーバ、および前記治療流体を送り出すための可撓性流体送り出しチューブを備えた流体投薬装置を提供するステップと、前記送り出しチューブに押し付けられた少なくとも知覚エレメントを備えた閉塞センサを提供するステップと、前記送り出しチューブ内の圧力が高くなった結果として前記送り出しチューブによって前記知覚エレメントに加えられた力のレベルを示す信号を生成するステップと、力のレベルを示す前記信号に基づいて閉塞状態に達したことを決定するステップと、を含む方法。
請求項73
閉塞状態に達したことが決定されると、使用者に対する通知を生成するステップをさらに含む、請求項72に記載の方法。
請求項74
閉塞状態に達したことが決定されると、前記流体投薬装置の動作を停止するステップをさらに含む、請求項72に記載の方法。
請求項75
前記閉塞センサが、少なくとも前記知覚エレメントを含んだ第1の部分と、前記送り出しチューブをサポートするための少なくとも構造を含んだ第2の部分とをさらに備え、前記方法が、前記信号を生成するステップに先立って前記第1の部分を前記第2の部分に結合するステップをさらに含む、請求項72に記載の方法。
請求項76
請求項1に記載の前記流体投薬装置の前記リザーバへの治療流体の移送を可能にするためのアダプタであって、前記治療流体の容器に取外し可能に取り付けるための第1の接続端と、前記流体投薬装置の前記廃棄可能部分に取外し可能に取り付けるための第2の接続端とを備えたアダプタ。
請求項77
前記第1の接続端が、前記治療流体容器の密閉カバーを貫通し、前記容器と前記アダプタの間の流体連絡を確立するための針を備えた、請求項76に記載のアダプタ。
請求項78
前記第1の接続端が、前記治療流体容器の円形のネックを受け取るための窪みを画定している円形の壁をさらに備えた、請求項77に記載のアダプタ。
請求項79
前記第2の接続端が、前記廃棄可能部分の前記出口ポートの中に嵌合させる開口を備えた、請求項76に記載のアダプタ。
請求項80
前記第2の接続端の前記開口が、前記アダプタを前記廃棄可能部分に接続する際に、前記廃棄可能部分の接続内腔が貫通するように構成された自己密封性隔壁によって密閉される、請求項79に記載のアダプタ。
請求項81
前記第2の接続端の前記開口が、前記第1の接続端の針と流体連絡し、前記針が前記治療流体容器の密閉カバーを貫通して、前記容器と前記アダプタの間の流体連絡を確立するように構成された、請求項79に記載のアダプタ。
請求項82
前記第2の接続端が、前記廃棄可能部分の輪郭と整合し、かつ、前記アダプタを前記廃棄可能部分に接続した後、前記アダプタを前記廃棄可能部分ハウジングに対してサポートするように構成された壁をさらに備えた、請求項79に記載のアダプタ。
請求項83
前記ピストンロッドに結合された前記駆動先端部に取外し可能に接続することができる第1の末端、および使用者が握るように構成された第2の末端を有するハンドルをさらに備えた、請求項13に記載の流体投薬装置。
請求項84
前記ハンドルが、前記リザーバの中への前記ピストンロッドの押込みおよび前記リザーバからの前記ピストンロッドの引張りを容易にするように構成された、請求項83に記載の流体投薬装置。
請求項85
流体投薬装置の中に配置されたリザーバに治療流体を充填するための方法であって、前記投薬装置が、治療流体を保持するためのリザーバを含んだハウジングを備えた少なくとも廃棄可能部分と、出口ポートと、駆動機構の一部とを有し、前記廃棄可能部分が、前記駆動機構の他の部分を有する再使用可能部分に接続することができ、前記ハウジングの少なくとも一部が前記リザーバの少なくとも一部を画定し、前記方法が、前記流体投薬装置の前記廃棄可能部分を提供するステップと、前記治療流体の容器に取外し可能に取り付けるための第1の接続端、および前記流体投薬装置の前記出口ポートに取外し可能に取り付けるための第2の接続端を有するアダプタを提供するステップと、前記アダプタの前記第1の接続端の針が前記容器の密閉カバーを貫通して、前記容器と前記アダプタの間の流体連絡が確立されるよう、前記アダプタの前記第1の接続端を前記治療流体の前記容器に取り付けるステップと、前記出口ポートの接続内腔が前記アダプタの前記第2の接続端の隔壁を貫通して、前記アダプタと前記出口ポートの間の流体連絡が確立されるよう、前記アダプタの前記第2の接続端を前記廃棄可能部分の前記出口ポートに取り付けるステップと、前記容器内の前記治療流体の少なくとも一部が前記アダプタを通って流れ、前記出口ポートを介して前記リザーバに流入するよう、前記廃棄可能部分に含まれている前記駆動機構の前記一部のピストンロッドを引張るステップと、を含む方法。
請求項86
前記リザーバから空気を除去するために前記ピストンロッドを押し込むステップをさらに含む、請求項85に記載の方法。
請求項87
前記廃棄可能部分の前記出口ポートから前記アダプタの前記第2の接続端を取り外すステップをさらに含む、請求項85に記載の方法。
請求項88
前記ピストンロッドを引張り、および前記ピストンロッドを押し込む、のうちの少なくともいずれかのために、前記ピストンロッドに取り付けられたハンドルを使用するステップをさらに含む、請求項85に記載の方法。
請求項89
前記遠隔制御ユニットが、ディスプレイと、操作ボタンと、のうちの少なくとも1つを備えた、請求項46に記載の流体送り出しシステム。
請求項90
前記遠隔制御ユニットの前記ディスプレイが接触感応ディスプレイを備えた、請求項89に記載の流体投薬システム。
請求項91
前記遠隔制御ユニットが、前記流体投薬装置への動作命令の提供、および前記流体投薬装置からの警告および状態表示のうちの1つまたは複数の受取りのうちの少なくとも1つを実施するように適合された、請求項46に記載の流体投薬システム。
請求項92
前記遠隔制御ユニットが、パーソナルコンピュータ、ラップトップ、音楽またはマルチメディアプレーヤ、PDA、セルラフォン、時計および遠隔制御からなるグループから選択される装置を使用して実施される、請求項46に記載の流体投薬システム。
請求項93
前記遠隔制御ユニットが、無線通信、有線通信、ワイヤライン通信、RF通信、IR通信および誘導基部通信からなるグループから選択される通信モードを使用して前記流体投薬装置と通信するように構成された、請求項46に記載の流体投薬システム。
請求項94
前記遠隔制御ユニットが、使用者の体内の分析物濃度レベルを決定するための分析物センサをさらに備えた、請求項46に記載の流体投薬システム。
請求項95
前記分析物がグルコースを含む、請求項94に記載の流体投薬システム。
請求項96
前記遠隔制御ユニットが、使用者の血液標本を含んだ試験条片を受け取るためのポートをさらに備え、前記分析物センサが、使用者の血液中の分析物濃度レベルを決定するように構成された、請求項94に記載の流体投薬システム。
請求項97
患者の体内の分析物濃度レベルをモニタするための分析物センサをさらに備えた、請求項1に記載の流体投薬装置。
請求項98
前記流体投薬装置が、治療流体の投薬が前記モニタされた分析物濃度レベルに少なくとも部分的に基づく閉ループモード、前記治療流体の投薬が前記モニタされた分析物濃度レベルおよび患者からの入力に少なくとも部分的に基づく半閉ループモード、および前記治療流体の投薬が前記モニタされた分析物濃度レベルには無関係である開ループモードのうちの1つまたは複数のモードで動作するように構成された、請求項97に記載の流体投薬装置。
請求項99
投薬される治療流体を患者の身体に送り出すように構成された皮下挿入可能カニューレをさらに備え、前記皮下挿入可能カニューレが前記分析物センサを含む、請求項97に記載の流体投薬装置。
請求項100
流体を含んだ容器内における、駆動機構の運動によって変位した流体のレベルを測定するための流体レベルセンサであって、少なくとも1つのエネルギー源と、前記少なくとも1つのエネルギー源によって放出されるエネルギーを検出するための少なくとも1つのエネルギー検出器であって、プロセッサによって処理される信号を生成するようにさらに構成された少なくとも1つのエネルギー検出器と、前記容器内の流体のレベルに少なくとも部分的に基づいて、前記少なくとも1つのエネルギー検出器が受け取るエネルギーのレベルを調整するための調整器と、を備えた流体レベルセンサ。
請求項101
前記調整器が前記駆動機構のピストンロッドを備え、前記ピストンが、前記駆動機構の電動機に結合された駆動スリーブの中に画定された内部通路内を変位することができ、前記少なくとも1つのエネルギー源および前記少なくとも1つのエネルギー検出器が、前記駆動スリーブの両側に互いに反対側に配置され、また、前記駆動スリーブが少なくとも1つの開口を有し、前記ピストンロッドが前記少なくとも1つの開口を塞いでいない場合、前記少なくとも1つのエネルギー源と前記少なくとも1つのエネルギー検出器との間に光経路が確立される、請求項100に記載の流体レベルセンサ。
請求項102
前記少なくとも1つのエネルギー検出器が、前記ピストンロッドが前記駆動スリーブ内を直線的に変位して、前記ピストンロッドが前記少なくとも1つの開口を塞がない位置まで到達し、前記少なくとも1つのエネルギー源と前記少なくとも1つのエネルギー検出器との間の前記光経路内に放出されるエネルギーの通過を可能にするまでの間に放出されるエネルギーを検出するように構成された、請求項101に記載の流体投薬装置。
請求項103
流体を含んだリザーバ内における、駆動機構の運動によって変位した流体のレベルをモニタするための流体レベルセンサであって、前記流体レベルセンサが、前記駆動機構の電動機に結合された駆動スリーブの少なくとも一部を取り囲んでいる磁気コイルであって、前記駆動スリーブが、前記駆動機構のピストンロッドを受け取るように構成され、前記ピストンロッドが、前記スリーブ内に画定された内部通路内を変位することができる磁気コイルを備え、前記ピストンロッドの少なくとも一部が金属材料を含み、また、前記ピストンロッドが前記駆動スリーブ内を変位することにより、前記駆動スリーブ内の前記ピストンロッドの位置に対応する前記磁気コイルのインダクタンスレベルが変化し、前記駆動スリーブ内の前記ピストンロッドの前記位置が、それぞれリザーバ内における流体のレベルに対応する、流体レベルセンサ。
請求項104
少なくとも流体送り出しチューブを含む流体経路内で生じる閉塞の状態を知覚するための閉塞センサであって、前記流体送り出しチューブに押し付けられるように構成された知覚エレメントであって、前記送り出しチューブ内の圧力が高くなった結果として前記送り出しチューブによって前記知覚エレメントに加えられた力のレベルを示す信号を生成するようにさらに構成された知覚エレメントを備えた閉塞センサ。
請求項105
前記知覚エレメントによって生成される、前記知覚エレメントに加えられる力のレベルを示す前記信号に基づいて閉塞状態に達したことを決定するコントローラをさらに備え、前記コントローラが、閉塞状態に達したことが決定されると、閉塞状態に達したことを使用者に通知する、および流体送り出し動作を自動的に停止するのうちの1つまたは複数を実施するようにさらに構成された、請求項104に記載の閉塞センサ。
請求項106
流体を含んだ第1の容器からハウジング内に配置されている第2の容器への前記流体の移送を容易にするアダプタであって、前記流体の前記第1の容器に取外し可能に取り付けるための第1の接続端であって、前記アダプタが、前記流体容器の密閉カバーを貫通して、前記第1の容器と前記アダプタの間の流体連絡を確立する針を含む第1の接続端と、前記ハウジング上のポートに取外し可能に取り付けるための第2の接続端と、を備えたアダプタ。
請求項107
前記第2の接続端が、前記ハウジングの前記ポートの中に嵌合する開口を含み、前記第2の接続端の前記開口が、前記アダプタと前記ハウジング内に配置されている前記第2の容器との間の流体連絡を確立するために前記ハウジングの接続内腔が貫通するように構成された自己密封性隔壁によって密閉された、請求項106に記載のアダプタ。
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